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2.11.3 トランザクションの設定
「2.6 登録処理 2.6.7 トランザクション管理の設定確認」では、DAOに対するトランザクション管理設定を確認した。
ビジネスロジックに対してトランザクション管理する場合は、モジュール共通のSpring設定ファイルに設定を記述する。
手順
本項では以下の作業が必要になる。
(1) モジュール共通のSpring設定ファイルの編集
ビジネスロジックに対するトランザクション管理の設定を有効にする。
- “terasoluna-spring-thin-blank\webapps\WEB-INF\commonContext.xml”を開き、コメント化されている以下の設定を有効にする。
・・・略・・・ <!-- モジュール共通のBean定義 --> <!-- ======================================== トランザクション・AOP定義 --> <!-- AOPの定義 --> <!-- 下記で指定したパターンのBeanに対してインタセプタを適用する。 BLogicからデータベースアクセスを行う場合は、下記のコメントアウトを解除して BLogicに対するトランザクションの設定を有効にする。 モジュール毎のmoduleContext.xmlで定義されたBeanのみ対象となるので注意すること。 --> <aop:config> <aop:pointcut id="blogicBeans" expression="bean(*BLogic)"/> <aop:advisor pointcut-ref="blogicBeans" advice-ref="transactionInterceptor"/> </aop:config> </beans>
ここで、AOPでトランザクションをかける対象とするBeanのBean定義IDを指定する。上記の設定では、Bean定義IDの接尾辞が「BLogic」のBeanに対して適用している。