スケーリング

スケーリング コマンドは、選択要素を拡縮変換します。

スケーリング

変換する要素を選択し、拡縮変換の原点を指定して、スケーリングします。

手順 1

オブジェクトを指定 のプロンプトが出ている状態で、 変換したいオブジェクトを選択します。 複数のオブジェクトを選択することができます。 Enter キーを押して、選択状態を確定します。

手順 2

変形演算の原点を指定 のプロンプトが出ている状態で、 拡縮変換をする座標変形の原点を指示します。

1キーを押すと、1Dスケールに切り替えます。 1Dスケールは入力の方向だけに線形に スケールします。 例えばX軸の方向を指定されれば、X軸方向だけがスケーリングされ、 Y,Z軸方向はスケールがかかりません。

2キーを押すと、2Dスケールに切り替えます。 2Dスケールは入力された方向と、それに作業平面上で90度回転した方向 のみにスケールします。 例えば作業平面のX軸の方向を指定されれば、X軸とY軸方向だけがスケーリングされ、 Z軸方向はスケールがかかりません。

3キーを押すと、通常のスケール(3Dスケール)に切り替えます。 通常のスケールはスケール方向がありません。

手順 3

1D, 2Dスケーリングの場合

スケーリング方向を指定   のプロンプトが出ている状態で、手順2の変形原点を始点とするスケーリング方向を入力します。   方向の終点はまた、スケーリングファクターを測る基準線1の終点ともなります。

3Dスケーリングの場合

スケーリングファクターを測る基準線1の終点を指定 のプロンプトが出ている状態でスケーリングファクターを測る基準線1の終点を入力します。 方向は関係ありません。

方向または基準線1の入力後コマンドは入力をTABモードに設定します。次の点(基準線2の終点) は基準線1の延長上以外の入力はできません。

手順 4

スケーリングファクターを測る基準線2の終点を指定 のプロンプトが出ている状態で、 基準線2の終点を指示します。 これまでの手順で指定した位置をそれぞれ O(原点), E1(基準線1の終点), E2(基準線2の終点) とすると、 拡縮変換の倍率は OE2 : OE1 となります。 倍率はこれらの線分の長さのみに依存します。向きは関係ありません。

Kキーを押すと、スケールファクター入力用ダイアログが現れ、 KBから入力できます。

参照点指定直後、コマンドは最初の選択要素をすべて拡縮変換します。