1.これは何?
  Slackware 10.2用の日本語パッケージです。
  私が自分で使うためにパッケージにしたものであり、私の環境以外では
  動作確認をしていません。もちろん、私の環境でも完璧に動いている保
  証はありません。
  私にとって不都合のない範囲で動いているらしい、というレベルです。

  よって、ここに置かれているパッケージを利用する時は、すべて自己責
  任でお願いいたします。

2.使いかた
  root権限で、普通に installpkg してください。

3.注意事項
  * kinput2-v3.1はCannaにのみ対応させています。FreeWnnなどをお使い
    の方は、当パッケージは使えません。

    kinput2およびCanna-3.7p3をインストール後、.bashrcなどに

      export XMODIFIERS="@im=kinput2"

    の1行を追加してください。また、.xinitrcもしくは.xsessionに
 
      kinput2 -canna &

    と追加しておくと、X11起動時にkinput2も立ち上がります。その後は
    Shift+Spaceで変換モードが切り替わります。
     
    なお、kinput2はGTK2アプリケーションでは不安定なようですので(GTK2
    がXIMにまともに対応していない感じ)、GTK2ベースのアプリケーション
    を使う方は uimもインストールしておくと良いでしょう。
    この場合、
      export XMODIFIERS="@im=kinput2"
      export GTK_IM_MODULE=uim
    としておくと、GTK2アプリケーションではuimが、XIM対応のその他
    アプリケーションではkinput2を使用することができます。
    uimは記号が入力できない(kinput2ではinsertキーを押せばOK)こと、入
    力モードが分かりにくいことから私は好きになれず、かといってGTK2ア
    プリケーションをまったく使わないわけにもいかないので、上記方法で
    妥協しています。

  * uim-0.4.8をインストールする時は、anthy-6700bを先にインストールし
    て下さい。

  * grip-3.3.0をインストールする時は lame-3.96-i686-1.tgz もあわせて
    イン ストールしてください。
    なお、オリジナルのソースをそのままmakeしたgrip-3.3.0-i686-1.tgz
    ではファイル名がUTF-8で作成されます。
    もし、あなたの使っているロケールがja_JP.eucJPなどUTF-8以外の場合、
    リッピングしたファイルの名前が文字化けする、もしくは表示されない
    ことがあります(タイトルが日本語の曲の場合)。
    この時はロケールをja_JP.utf8に変更してやればファイル名が正しく表
    示されますので、アルファベットなどロケールの影響を受けない文字で
    タイトルを付替えてください。
    文字化けしているがロケールなんか良く分からん、という方は、バータ
    リーなパッチを当てた grip-unstable-locale-patch-3.3.0-i686-1.tgz
    をお試しください。
    ロケールに合わせた文字コードでファイルを作成するようにしています
    が、
        1) リッピング&エンコードの進捗状況を示すプログレスバーが動か
           ない
        2) エンコード終了後も、リッピングした.wavファイルが削除され
           ない
    というバグがあります。私が当てたバータリーなパッチのせいです。
    ごめんなさい。

  * 日本語manページ(jman-pages-0.5-noarch-1.tgz)をインストールする時は、

      o あらかじめSlackwareに含まれているgroffはremovepkgしてくだ
        さい。
          # removepkg groff-1.19.1-i486-3

      o 以下のパッケージをあわせてインストールしてください。
        + ja-groff-1.17.2-i386-1.tgz
        + ja-less-358-i386-1.tgz

      o また、.bashrcなどに下記を追加してください。

          export MANPATH=/usr/share/jman:$MANPATH

  * sazanami-20040629-noarch-1.tgz では、sazanamiフォントが

        /usr/X11R6/lib/X11/fonts/truetype

    にインストールされます。
    あわせて fonts.dir, fonts.alias も上書きされますので、上記ディレ
    クトリに既にtruetypeフォントをインストールしている場合は、既存の
    fonts.dir, fonts.alias をバックアップしておいてください。
    sazanamiフォントをインストール後、インストールされた fonts.dir,
    fonts.alias と既存のファイルをマージしてください。

    また、libXft2(GNOMEとかGTK2ベースのアプリとか)でフォントを利用す
    るために、下記操作を行ってください。

      o /etc/fonts/fonts.conf を修正し、root権限でfc-cacheコマンドを
        実行する。

        1)27行目の後ろに追加
          <dir>/usr/X11R6/lib/X11/fonts/truetype</dir>

        2)Kochiフォントとして登録されている部分をSazanamiフォントに変更
          (エディタの置換機能を使う)
             Kochi ==> Sazanami

        3)fc-cacheコマンドの実行
          # fc-cache

  * a2ps.pl-1.45-i386-1.tgz は、Slackwareデフォルトのa2psとコマンド名が重複す
    るのを避けるため、a2ps-j としてインストールされます。

4.その他
  make手順は、Slackware Add-on package Project

    http://www.asahi-net.or.jp/~wp7s-mrn/sap.html

  で公開しています。
  必要に応じ、そちらも参照してください。
  #最近更新していないので、ちと情報が古いです。ごめんなさい。

  また、パッケージに含まれるファイルを事前に知りたい時は、適当なディレクトリで
  パッケージを展開してください。 

     ex) $ tar -zxvf jvim-2.1a-i686-2.tgz