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5.0.1.0

org.opengion.hayabusa.taglib
クラス CookieTag

java.lang.Object
  上位を拡張 javax.servlet.jsp.tagext.TagSupport
      上位を拡張 javax.servlet.jsp.tagext.BodyTagSupport
          上位を拡張 org.opengion.hayabusa.taglib.CommonTagSupport
              上位を拡張 org.opengion.hayabusa.taglib.CookieTag
すべての実装されたインタフェース:
java.io.Serializable, javax.servlet.jsp.tagext.BodyTag, javax.servlet.jsp.tagext.IterationTag, javax.servlet.jsp.tagext.JspTag, javax.servlet.jsp.tagext.Tag, javax.servlet.jsp.tagext.TryCatchFinally

public class CookieTag
extends CommonTagSupport

Cookie を読み書きするタグです。 Cookie は少量の情報を Servlet から Web ブラウザに送り、 ブラウザにそれを 維持しもらい、以降のアクセスでサーバに送り返してもらう仕組です。 Cookie の値はクライアントを一意に識別できるようになっているので一般に セッション管理に用いられています。 Cookie には名前と値が一つありますが、他にコメントやパス、ドメイン、 最長存続期間、バージョンといったオプショナルな属性もあります。 Web ブラウザの中にはオプショナルな属性の扱いにバグがあるものがあります。 このため、Servlet の相互運用性を高めるためにはあまり使わないほうがいいでしょう。 標準の JavaScript で登録機能はサポートしていましたが、メモリのみで、かつ 画面単位の書き込みのみでした。 今回の cookie タグでは、永続化(maxAge)の設定や、システム内(CONTEXT_NAME以下) での共有(デフォルト)や、その変更、ドメインを指定しての共有(domain)などの 機能を持っています。 また、漢字コードでの読み書き(useBase64)にも対応しています。 読み込みに関しては、漢字を指定しなければ、{@SYS.COOKIE.カラム名}で、使用可能です。 複数の読み込み、また、漢字コードを含むクッキーの場合は、読み込み(action="LOAD") してください。指定のキー以外に、別名に読み込む(aliasNames)事も可能です。

関連項目:
直列化された形式
機能階層
画面制御
形式サンプル:
 ●形式:
    <og:cookie
        action    = "SAVE"       Cookie に対するアクションを指定します。(SAVE|LOAD|DELETE)
        keys      = "AAA,BBB"    キーをCSV形式で複数指定できます。
        vals      = "VAL1,VAL2"  値をCSV形式で複数指定できます。
        path      = "/ge"        クライアントがこの Cookie を返さなくてはいけないパスを指定します。
        domain    = ".foo.com"   この Cookie がどこで生成されたかを表すドメインを指定します。
        maxAge    = "3600"       Cookie の最長存続期間を秒単位で設定します。
        useBase64 = "false"      漢字等の2Byte文字を使用する場合に、BASE64で処理します。(true/false)
    >

 ●body:なし

 ●使用例
    例1)設定:複数キーを同時に書き込むことが可能です。
        <og:cookie
            action="SAVE" keys="CDJ,FG_NAME" vals="{@CDJ},{@NAME}"
        />

    例2)取得:cookieタグで取得すると、それ以降では {@CDJ} や {@NAME} で扱えます。
          aliasNames 属性を使わない場合は、keys に指定した変数にセットされます。
        <og:cookie
            action="LOAD" keys="CDJ,FG_NAME" aliasNames="CDJ,NAME"
        />

    例3)取得:SYS パラメータでの取得も可能です。
        {@SYS.COOKIE.CDJ}

    例4) QUERY画面では値の表示(LOAD)を行い、RESULT画面で値の設定(SAVE)を行うケース

        QUERY画面
        <og:cookie action="LOAD" useBase64="true"
                        keys="CLM,NAME" aliasNames="CLM,LABEL_NAME" />

        <og:column name="CLM"        defaultVal="{@CLM}" />
        <og:column name="LABEL_NAME" defaultVal="{@LABEL_NAME}"/>

        RESULT画面
        <og:cookie action="SAVE" maxAge="360000" useBase64="true"
                        keys="CLM,NAME" vals="{@CLM},{@LABEL_NAME}" />

    例5) QUERY画面では、{@SYS.COOKIE.カラム名} で取得。
        RESULT画面では、ムラタ内全システム共通に使える値をセット。

        QUERY画面
        <og:column name="SYSTEM_ID" defaultVal="{@SYS.COOKIE.SYSTEM_ID}" />

        RESULT画面
        <og:cookie action="SAVE" maxAge="360000" domain=".opengion.org"
                        keys="SYSTEM_ID" vals="{@SYSTEM_ID}" />
変更履歴:
3.8.0.2 (2005/06/30) 新規作成
バージョン
0.9.0 2000/10/17
作成者
Kazuhiko Hasegawa
導入されたバージョン:
JDK5.0,

フィールドの概要
static java.lang.String ACT_DELETE
          action 引数に渡す事の出来る アクション 削除 "DELETE"
static java.lang.String ACT_LOAD
          action 引数に渡す事の出来る アクション 取得 "LOAD"
static java.lang.String ACT_SAVE
          action 引数に渡す事の出来る アクション 設定 "SAVE"
 
クラス javax.servlet.jsp.tagext.BodyTagSupport から継承されたフィールド
bodyContent
 
クラス javax.servlet.jsp.tagext.TagSupport から継承されたフィールド
id, pageContext
 
インタフェース javax.servlet.jsp.tagext.BodyTag から継承されたフィールド
EVAL_BODY_BUFFERED, EVAL_BODY_TAG
 
インタフェース javax.servlet.jsp.tagext.IterationTag から継承されたフィールド
EVAL_BODY_AGAIN
 
インタフェース javax.servlet.jsp.tagext.Tag から継承されたフィールド
EVAL_BODY_INCLUDE, EVAL_PAGE, SKIP_BODY, SKIP_PAGE
 
コンストラクタの概要
CookieTag()
           
 
メソッドの概要
 int doEndTag()
          Taglibの終了タグが見つかったときに処理する doEndTag() を オーバーライドします。
protected  void release2()
          タグリブオブジェクトをリリースします。
 void setAction(java.lang.String act)
          【TAG】アクション(SAVE,LOAD,DELETE)をセットします。
 void setAliasNames(java.lang.String names)
          【TAG】クッキーのキーの別名をCSV形式で複数指定します。
 void setDomain(java.lang.String pattern)
          【TAG】この Cookie がどこで生成されたかを表すドメインを指定します(初期値:付与したサーバ)。
 void setKeys(java.lang.String key)
          【TAG】クッキーのキーをCSV形式で複数指定します。
 void setMaxAge(java.lang.String expiry)
          【TAG】Cookie の最長存続期間を秒単位で設定します(初期値: -1 )。
 void setPath(java.lang.String uri)
          【TAG】クライアントがこの Cookie を返さなくてはいけないパスを指定します(初期値:/+CONTEXT_NAME)。
 void setUseBase64(java.lang.String flag)
          【TAG】漢字等の文字を扱う場合に、BASE64で処理を行うかどうか設定します(初期値: false )。
 void setVals(java.lang.String val)
          【TAG】keys属性に対応する値をCSV形式で複数指定します。
 java.lang.String toString()
          このオブジェクトの文字列表現を返します。
 
クラス org.opengion.hayabusa.taglib.CommonTagSupport から継承されたメソッド
add, add, addEventColumnSQL, check, check, commitTableObject, debugPrint, doAfterBody, doCatch, doFinally, doStartTag, get, getApplicationInfo, getAttributes, getBodyRawString, getBodyString, getContextAttribute, getContextPath, getCookie, getCSVParameter, getDataCondition, getDateFormat, getDBColumn, getDBFunctionName, getDocumentLink, getGUIInfo, getGUIInfoAttri, getLabel, getLabelInterface, getLanguage, getLongLabel, getMsglbl, getObject, getParameterNames, getParameterRows, getRequest, getRequestAttribute, getRequestCacheData, getRequestParameter, getRequestParameterValues, getRequestValue, getRequestValue, getRequestValues, getResource, getScope, getSessionAttribute, getTagName, getUser, getUserInfo, isAjaxSubmitSession, isDebug, isNoTransitionSession, isNull, jspPrint, removeContextAttribute, removeObject, removeRequestAttribute, removeSessionAttribute, set, setAjaxSubmitSession, setContextAttribute, setCookie, setDebug, setLanguage, setLbl, setMsglbl, setNoTransitionSession, setObject, setParameterRows, setRequestAttribute, setRequestCacheData, setScope, setSessionAttribute, setUserInfo, setUseValue, startQueryTransaction, sys, sysBool, sysInt, useQuotCheck, useXssCheck
 
クラス javax.servlet.jsp.tagext.BodyTagSupport から継承されたメソッド
doInitBody, getBodyContent, getPreviousOut, release, setBodyContent
 
クラス javax.servlet.jsp.tagext.TagSupport から継承されたメソッド
findAncestorWithClass, getId, getParent, getValue, getValues, removeValue, setId, setPageContext, setParent, setValue
 
クラス java.lang.Object から継承されたメソッド
clone, equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, wait, wait, wait
 
インタフェース javax.servlet.jsp.tagext.Tag から継承されたメソッド
getParent, setPageContext, setParent
 

フィールドの詳細

ACT_SAVE

public static final java.lang.String ACT_SAVE
action 引数に渡す事の出来る アクション 設定 "SAVE"

関連項目:
定数フィールド値

ACT_LOAD

public static final java.lang.String ACT_LOAD
action 引数に渡す事の出来る アクション 取得 "LOAD"

関連項目:
定数フィールド値

ACT_DELETE

public static final java.lang.String ACT_DELETE
action 引数に渡す事の出来る アクション 削除 "DELETE"

関連項目:
定数フィールド値
コンストラクタの詳細

CookieTag

public CookieTag()
メソッドの詳細

doEndTag

public int doEndTag()
Taglibの終了タグが見つかったときに処理する doEndTag() を オーバーライドします。

定義:
インタフェース javax.servlet.jsp.tagext.Tag 内の doEndTag
オーバーライド:
クラス CommonTagSupport 内の doEndTag
戻り値:
int

release2

protected void release2()
タグリブオブジェクトをリリースします。 キャッシュされて再利用されるので、フィールドの初期設定を行います。

オーバーライド:
クラス CommonTagSupport 内の release2

setAction

public void setAction(java.lang.String act)
【TAG】アクション(SAVE,LOAD,DELETE)をセットします。

パラメータ:
act - アクション(public static final 宣言されている文字列)
関連項目:
アクション定数
TagLib:
アクションは,HTMLから(get/post)指定されますので,ACT_xxx で設定される フィールド定数値のいづれかを、指定できます。 無指定の場合は、なにもしません。
action 名称機能
SAVE 登録指定の keys のキーに vals の値をセットします。
LOAD 取得指定の keys のクッキーを(リクエスト中に)取得します。
DELETE 削除指定の keys のクッキーを削除します。

setKeys

public void setKeys(java.lang.String key)
【TAG】クッキーのキーをCSV形式で複数指定します。

パラメータ:
key - String クッキーのキー
TagLib:
クッキーにセットするときのキーを指定します。カンマ区切りで複数指定できます。 vals 属性には、キーに対応する値を、設定してください。 分解方法は、CSV変数を先に分解してから、getRequestParameter で値を取得します。 こうしないとデータ自身にカンマを持っている場合に分解をミスる為です。

setAliasNames

public void setAliasNames(java.lang.String names)
【TAG】クッキーのキーの別名をCSV形式で複数指定します。

パラメータ:
names - String クッキーの別名
TagLib:
クッキーから値を取得する(action="LOAD")場合に、読み込みキー(keys)に対応する 別名を指定することで、別名の変数に読み込んだ値を登録することが出来ます。 別名を指定しない場合は、keys に指定された名前が、使用されます。 分解方法は、CSV変数を先に分解してから、getRequestParameter で値を取得します。 こうしないとデータ自身にカンマを持っている場合に分解をミスる為です。

setVals

public void setVals(java.lang.String val)
【TAG】keys属性に対応する値をCSV形式で複数指定します。

パラメータ:
val - String keys属性に対応する値
TagLib:
キーに設定した値を、カンマ区切り文字で複数して出来ます。 指定順序は、キーと同じにしておいて下さい。 分解方法は、CSV変数を先に分解してから、getRequestParameter で値を取得します。 こうしないとデータ自身にカンマを持っている場合に分解をミスる為です。

setPath

public void setPath(java.lang.String uri)
【TAG】クライアントがこの Cookie を返さなくてはいけないパスを指定します(初期値:/+CONTEXT_NAME)。

パラメータ:
uri - パスを指定するString
TagLib:
この値を指定すると Cookie が該当するディレクトリ内、さらに、 サブディレクトリに存在する全てのページから参照できるようになります。 Cookie のパスには Cookie をセットした Servlet が含まれていなければなりません。 例えば、/catalog を指定したとします。このとき、 サーバの /catalog 以下の全ての ディレクトリから Cookie が見えるようになります。 初期値は、"/" + CONTEXT_NAME です。 Cookie のパス名指定についての詳細は RFC2109 を参照してください。

setDomain

public void setDomain(java.lang.String pattern)
【TAG】この Cookie がどこで生成されたかを表すドメインを指定します(初期値:付与したサーバ)。

パラメータ:
pattern - この Cookie が見えてもよいドメイン名を指定するString
TagLib:
ドメイン名の形式は RFC2109 で指定されています。 ドメイン名は (.foo.com のように) ドットで始まります。 このように設定すると、 Cookie は指定された Domain Name System (DNS) のゾーン内のサーバから見える ようになります(例えば、www.foo.com) からは見えるけれど、a.b.foo.com からは 見えないというようにです)。 デフォルトでは Cookie を付与したサーバにしか送り返しません。

setMaxAge

public void setMaxAge(java.lang.String expiry)
【TAG】Cookie の最長存続期間を秒単位で設定します(初期値: -1 )。

パラメータ:
expiry - Cookie の最長存続期間を秒単位で指定する整数値。 負の値は Cookie を保存しない、 0 なら Cookie を削除する意味となる。
TagLib:
正の値が指定されると Cookie はある秒数が過ぎた後、削除されます。 この値は、Cookie の有効期限が切れる 最長 存続期間であることに注意してください。 Cookie の現在までの存続期間ではありません。 負の値は Cookie が永続的に保存されないことを意味しています。 この場合、 Web ブラウザが終了すると Cookie も削除されます。 0 という値を指定すると Cookie が削除されることになります。 初期値は、-1(永続的に保存されない)です。

setUseBase64

public void setUseBase64(java.lang.String flag)
【TAG】漢字等の文字を扱う場合に、BASE64で処理を行うかどうか設定します(初期値: false )。

パラメータ:
flag - 漢字等の文字を扱う場合に、BASE64で処理を行うかどうか。
TagLib:
クッキーへの読み書きは、ASCII に限られます。漢字等のコードを書き込む場合は、 BASE64でエンコードして書き込む必要があります。読み込む場合も同様です。 ただし、一般のASCIIは、BASE64 ではエンコードしないため、外部で指定する必要があります。 BASE64 で書き込んだ場合ば、{@SYS.COOKIE.CDJ} での取得はできませんので、 action="LOAD" で、取得してください。 初期値は、false(使用しない)です。

toString

public java.lang.String toString()
このオブジェクトの文字列表現を返します。 基本的にデバッグ目的に使用します。

オーバーライド:
クラス CommonTagSupport 内の toString
戻り値:
このクラスの文字列表現

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