Make One Linuxオンラインマニュアル
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2.起動オプション

Make One Linuxには、ベースにしたディストリビューションの起動オプションに加えて、下記のオプションが用意されています。次のようにオプションを入力してください。

mol [オプション1] [オプション2]...

下記のオプションは1CD/DVD Linux起動時にファンクションキーのF2、F3、F4を入力することで閲覧することができます。

1.起動方法関連のオプション

boot=romode : デバイスやイメージファイルを読み込み専用モードでマウントします
boot=rwmode : デバイスやイメージファイルを書き込み可能モードでマウントします
boot=overlay : オーバーレイシステムを利用します
読み込み専用のファイルシステムに擬似的な書き込みを行えるようにするためにはこのオプションを指定してください
rwdevice=〜 : 書き込み可能デバイスを指定します
デフォルトでramdiskを指定しています
image=〜 : イメージファイルの場所を指定します
デフォルトで/MOL/MOLを指しています
home=skel : /etc/skelの内容をホームディレクトリにコピーして起動します
オーバーレイシステム使用時は無効です
home=myconf : ホームディレクトリ内の設定ファイル(ドットファイル)のみをコピーして起動します
オーバーレイシステム使用時は無効です
from=〜 : 指定したデバイスファイルを起動デバイスの候補に入れます
expert : インタラクティブ・スタートアップモードを利用します
カーネルモジュールの読み込みを逐次ユーザに尋ねながら行います
addmodules : ディスク作成時にinclude-moudle.listで指定したモジュールを起動時に読み込みます
toram=〜 : システム全体を指定したサイズのRAMディスクにコピーして起動します
tohd=〜 : システム全体を指定したハードディスクパーティションにコピーして起動します

2.ハードウェア設定関連のオプション

noaudio : サウンドカードを自動検出しません
noscsi : SCSIデバイス関連のカーネルモジュールを読み込みません
nousb : USB関連のカーネルモジュールを読み込みません
nofirewire : Firewire関連のカーネルモジュールを読み込みません
noraid : RAID関連のカーネルモジュールを読み込みません
nodma : DMA(Dinamic Memory Access)を無効にします
このオプションを指定するとハードディスクへのアクセススピードが落ちます
nonet : NIC(Network Interface Card)を自動検出しません
nodhcp : DHCP(Dynamic Host Configuration Protocolを利用せず、固定IPも設定しません
ipaddr
netmask
gateway
netdev
: 固定IPを割り当てます、ipaddrにはIPアドレス、netmaskにはネットマスク、gatewayにはデフォルトゲートウェイ、netdevには使用するNICデバイスを指定してください
  例:ipaddr=192.168.1.1 netmask=255.255.255.0 gateway=192.168.1.254 netdev=eth0

3.X設定関連のオプション

novideo : 起動時にX関連の設定を行いません
xserver=〜 : Xサーバの名前を指定します
xmodule=〜 : ビデオカードのドライバを指定します
xscreen=〜
screen=〜
: モニタの解像度を指定します
xhrefresh=〜
hrefresh=〜
xhsync=〜
hsync=〜
: モニタの最大水平同期を指定します
xvrefresh=〜
vrefresh=〜
xvsync=〜
vsync=〜
: モニタの最大垂直同期を指定します
xdepth=〜
depth=〜
: モニタの色深度を指定します
wheel
nowheel
: ホイールマウスを使用するかどうか指定します
標準で自動判別します
noddc : DDC(Display Data Channel)を無効にします
リフレッシュレートを自動で判別しなくなります
noapm : APM(Advanced Power Management)を無効にします
古いPCでは電源管理ができなくなります

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