読書台:
ソリナが苦行の道に入ってから3年。彼女に従う集団は数千名に膨れ上がった。ソリナの弟子と呼ばれる7人の信徒は、彼女の有能なブレーンだった。それは、ソリナが王女だったころから彼女に使えていた大神官アナイス、エルモアデン王国の守備隊長で戦略家のボスティア、サイレンス シスター エリス、その夫で著名な劇作家として知られたカエルン、一帯の商圏を掌握していたエティナ商団のルドルフ バン エティナとその息子エティス バン エティナ。しかし、7人目の弟子に関しては、詳しい記録もなく民衆の間で言い伝えられることもなかった。ただ、この知られざる弟子は黒い謎の騎士と呼ばれていたということだけが伝わるのみだ。
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