大長老シフィエル:
ホルニウスが火刑に処せられたその日、彼の翻訳していた文書も当然全部燃やされたと信じられてきたが、その一部は誰かに盗まれたという噂もあった。それ以降もその羊皮紙らは発見されることがなかったので、全部無くなったと思われたが、実は黒魔法研究所にその一部が隠されていたのだ。これが私の手にまで入ってきたのは全部シーレン様の意志としか考えられない。
惜しいのは、私には古代巨人の言葉についての知識が無く、その黙示録を読むことができなかったことだ。それで古代の言語に造詣が深い司祭 カルティアにその翻訳を依頼しておいた。仕事を任せてもう三日くらい過ぎたから、今ごろにはほとんど整理ができただろう。そなたがシーレンの神殿にいる司祭カルティアのところを訪ね黙示録の翻訳本を受け取って来てくれ。そなたにもいい勉強になるはずだ。
引き受ける