イアソン ハイネ:
いいだろう。そのはきはきしたところが気に入った。
ところで、契約書から重要な鍵となる部分をもう1か所見つけた。それでは読みあげよう。
偉大なるエルモアデン皇帝に、マモンの商人は敬意を持ちて契りを交わすものなり。
血色の水、封印を飲み込む刹那で、この契りの紙、この世におのずと姿を現さん。皇帝の黄金を持つ者、時の川を越えん...

何だ!この文章を読みあげると、契約書がうっすらと光を放った。あ、あの人は誰だ?
イアソン ハイネの周りを見回す