グスタフ アテバルト卿:
君の表情をみたところ、ロデマイ卿に何か言われたようだな...誤解はしないでくれ。ラウル王が生きていらっしゃった頃に、私は心から忠誠を捧げたのだ。今、この国に対する心配も半分は、本心だ...ただ、私が王になる方が、より簡単に問題を解決できると考えているのだ。それこそが、私の欲であり野望なのだ。
あの古ぼけた笏のことか?ふん、勿論あれに纏わる話は、すべて迷信だ。しかし、愚かな民衆と兵士は、そのことを信じるのだ。笏を持っていることで、兵士の士気が上がり、敵は我々を恐れるのだ!そうすることによって、無敵の軍隊が完成されることもあるだろう...
君はどうなんだ?私は君たちを利用した。君たちもやはり野望のために、私を利用したのではないか?これからも私の助けを望み、私を利用することがたくさんあるはずだ。そう、我々の歩む道がお互い違い、敵として向かい合うことになるかもしれない。しかし、今この瞬間、君に最も必要なのは何だ?
さあ、見ろ。私の手には...大望の証がある。お互いに必要なものを交換すること、これは健全な取引だ...ふっ!
「お断りする」
「取引に応じる」