install - img0chのインストール方法

TABLE OF CONTENTS


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install - img0chのインストール方法


SYNOPSYS


DESCRIPTION

STEP.1

img0ch.zipあるいはimg0ch.tar.bz2を解凍します。

img0chそのもののインストール

STEP.2

img0ch/test/ディレクトリに移動し、その中のimg0ch-config.cgi.defaultを開きます。 編集が完了したらimg0ch-config.cgi.defaultを img0ch-config.cgiに名前を変更(リネーム)してください。

以下の設定値を自分のサイトのディレクトリ構造にあわせて変更してください。 なお、configもあわせて参照してください。

BBSPath

自分のサイトに設置する全ての掲示板を格納するディレクトリのパスを指定します。

Server

自分のサイトに設置するBBSPathまでの絶対URLを指定します。

RepositoryType

レポジトリで使用するモジュール名を指定します。通常Simpleを使用します。 指定しなくてもSimpleが利用されます。

RepositoryRoot

レポジトリまでのディレクトリのパスを指定します。 極力全ての人からアクセス出来ないパスまでを指定してください。 (public_htmlディレクトリがあるならそのディレクトリよりも上に) どうしても事情があって公開せざるをえないパスに指定しなければならない場合は RepositoryFileExtensionをcgiに指定してください。 直接レポジトリファイルをアクセスされても500で返してアクセス出来なくさせます。

Static

静的ファイルを格納したディレクトリ(/static)までの絶対URLを指定します。 基本的にこの値は変更する必要はありません。

TemplatePath

テンプレートファイルを格納したディレクトリを指定します。 Static同様、基本的にこの値は変更する必要はありません。

TemplateEngine

テンプレートを解析するエンジンとなるモジュールを指定します。 通常はHTML::Templateを使用しますが、高速化をねらうのであれば インストールされていればClearSilverを利用することが出来ます。

TemplateFileExtension

テンプレートファイルの拡張子を指定します。 HTML::Templateを使用する場合は変更する必要はありません。 ClearSilverを使用する場合は"cs"を指定する必要があります。

STEP.3

img0chディレクトリに移動し、以下のディレクトリをFTP経由でアップロードします。 (readmeディレクトリは説明用なのでアップロードする必要はありません)

  _system
  _template
  static
  test

なお、このとき拡張子がcgiのファイルはASCIIモードで、 それ以外のファイルはBINARYモードでアップロードする必要があります。

CAUTION

一部モジュールがバイナリになっているので、拡張子がpmのファイルを ASCIIモードで転送すると動作しなくなります。 (Unicode::Japaneseというモジュールが該当します)

STEP.4

RepositoryRootのパスを存在しなければ作成し、 パーミッションを0700にします。

インストール作業に失敗するのであればパーミッションを0770、0777と段階的に上げていきます。 ただし、その分セキュリティ的なリスクが大きいので、なるべく0700にするべきです。

STEP.5

アップロードしたディレクトリの/testディレクトリに移動して、 以下のファイルのパーミッションを0755あるいは0705に変更します。

  bbs.cgi
  r.cgi
  read.cgi
  zeromin.cgi

STEP.6

zeromin.cgiにアクセスし、インストール作業を行います。 インストールウィザード画面が表示されますので、それに従ってください。

ウィザードに従ってインストール作業を行うとログイン画面になります。

過去のバージョンとの互換性確保

STEP.2でimg0ch-config.cgi.defaultに記述されている[compatible]と 以下の値の情報の前にあるコメント(#)を削除することで過去のバージョンとの互換性を 確保してデータを引き継ぐことが出来ます。

過去のバージョンのデータは読み出し専用で読み出し、保存するときデータは全て レポジトリに保存されるため、過去のバージョンのデータが上書きされることはありませんが、 レポジトリに保存されたデータが優先的に利用されます。

typeテンプレートの使用方法

typeテンプレートはtDiary互換のXHTMLを出力するテンプレートです。 若干の作業が必要になるため、インストール直後からtypeテンプレートを 利用することは出来ません。以下の手順を踏まえる必要があります。

STEP.1

http://www.tdiary.org のダウンロードからtdiary-full-x.x.x.tar.gzを 入手します(x.x.xはバージョン番号)。

STEP.2

解凍したディレクトリの中のthemeディレクトリの中のファイル及びディレクトリを /static/tdiaryにコピーします。

STEP.3

掲示板設定から「使用するテンプレート名」(BBS_TEMPLATE)に「type」を指定します。

STEP.4

掲示板設定から「typeに適用するテーマ名(BBS_TEMPLATEをtypeにする必要があります。)」 (BBS_TYPE_TEMPLATE)の値に/static/tdiary内にある好きなテンプレート名 (ディレクトリ名)を指定します。指定されない場合はdefaultになります。

STEP.5

インデックスを更新するとBBS_TYPE_TEMPLATEに応じたデザインのHTMLが出力されます。 tdiaryのテーマによってはデザイン構成が崩れることがあります。

read.cgiをread.htmlに変更する

read.htmlはブラウザに内蔵されている非同期通信機能を使ってdatを直接取得し、 ブラウザ側でレスを描写するHTMLファイルです。これにより、サーバー側はdatのみを 送るだけでよくなるため、サーバーへの負荷を大幅に抑えることが出来ます。

ただし、テンプレートが使用できなくなるため、デザイン変更は自分で行う必要があります。 また、サーバー側の処理をクライアントで行うことになるため、描写処理の負荷が大きい問題が あります。さらに、utf8にエンコードされたdatを生成するため、書き込み処理が若干 大きくなることとサーバーへの使用容量を増やすことになります。

STEP.1

zerominにログインし、「プラグイン」からプラグインの一覧を表示します。 一覧からImg0ch::Plugin::BBS::UTF8Datに絞りこみ、 表示された結果を全て有効にします。

次のSTEP.2の作業は全てあるいはほとんどのutf8のdatが生成されるまで 作業しない方がよいでしょう。

STEP.2

img0ch-config.cgiを編集し、RendererRendererSeparatorを以下のように設定します。

  Renderer = read.html
  RendererSeparator = #

変更したらインデックスの更新を行うか、書き込みを待ちましょう。

LightboxJSを画像表示に利用する

2.1.1からImg0ch::Plugin::Rewrite::ImageでLightboxJS(またはその互換)を利用して 画像を表示することが出来るようになっています。ここではLightboxJSを使うための方法を記載します。

LightboxJS(v2.0)は以下から入手できます。 http://www.huddletogether.com/projects/lightbox2/

LightboxPlusは以下から入手できます。 http://serennz.sakura.ne.jp/toybox/lightbox/?ja

STEP.1

zerominにログインし、「プラグイン」からプラグインの一覧を表示します。 一覧からImg0ch::Plugin::Rewrite::Imageに絞りこみ、 表示された結果を全て有効にします。

STEP.2

掲示板を選択し、「各種編集処理」からMETA編集を行います。

以下はLightboxJS(v2.0)での記述例です。/path/to/static/lightboxには lightboxを格納するディレクトリまでのパスを指定してください。

  <script type="text/javascript" src="/path/to/static/lightbox/js/prototype.js"></script>
  <script type="text/javascript" src="/path/to/static/lightbox/js/scriptaculous.js?load=effects"></script>
  <script type="text/javascript" src="/path/to/static/lightbox/js/lightbox.js"></script>
  <link rel="stylesheet" href="/path/to/static/lightbox/css/lightbox.css" type="text/css" media="screen" />
  <script type="text/javascript">
  //<!--
      var fileLoadingImage = "/path/to/static/lightbox/images/loading.gif";
      var fileBottomNavCloseImage = "/path/to/static/lightbox/images/close.gif";
  //-->
  </script>

以下はLightboxPlusでの記述例です。/path/to/static/lightbox_plusには lightbox_plusを格納するディレクトリまでのパスを指定してください。

  <script type="text/javascript" src="/path/to/static/lightbox_plus/spica.js"></script>
  <script type="text/javascript" src="/path/to/static/lightbox_plus/lightbox_plus.js"></script>
  <link rel="stylesheet" href="/path/to/static/lightbox_plus/lightbox.css" type="text/css" media="screen" />
  <script type="text/javascript">
  //<!--
  Event.register(window, "load", function() {
      var lightbox = new LightBox({
          "loadingimg": "/path/to/static/lightbox_plus/loading.gif",
          "expandimg": "/path/to/static/lightbox_plus/expand.gif",
          "shrinkimg": "/path/to/static/lightbox_plus/shrink.gif",
          "previmg": "/path/to/static/lightbox_plus/prev.gif",
          "nextimg": "/path/to/static/lightbox_plus/next.gif",
          "effectimg": "/path/to/static/lightbox_plus/zzoop.gif",
          "effectpos": { "x": -20, "y": -20 },
          "effectclass": "i0_image",
          "closeimg": "/path/to/static/lightbox_plus/close.gif",
          "resizable": true
      });
  });
  //-->
  </script>

lightbox_plus.jsの最後のコードにlightbox_plusを読み込むコードが入っていますが、 これによって以下のコードを実行する前にそのコードが実行されてしまうため、 本来読み込むべきでないパスを読み込んでしまう(read.cgiを呼び出してしまう)ため、 可能であればlightbox_plus.jsに最後に含まれるコード(Event.register()の部分)を 削除するべきでしょう。

STEP.3

META編集を完了させるとread.cgiの場合は即座に反映されます。 掲示板のインデックスを更新することによってindex.htmlに反映され、index.htmlにも反映されます。

メール経由での画像投稿を有効にする

メール経由での画像投稿はブラウザからファイルをアップロードすることが出来ない 携帯電話のための機能です。これを有効にすることによって携帯電話に保存されている画像を 取り込むことが可能になります。

STEP.1

img0ch-config.cgiを開き、POP3ServerPOP3UserPOP3PassMailPostAddressの値を埋めます。各種説明はconfigにあります。

POP3ServerPOP3UserPOP3Passはメールアドレスを管理するサイトから調べる 必要があります。メールソフトを使ってメールを取り込むことが出来るならPOP3を 利用することが出来るとみてください。yahoo!及びGmailはPOP3を利用することが出来ます。 上記の値を間違えるとm.cgiから例外を発行し、投稿が出来なくなりますので注意してください。

MailPostAddressはメール経由の投稿を受け付けるメールアドレスを指定してください。

STEP.2

zerominにログインし、有効にする掲示板を選択して「掲示板設定」の「img0ch独自の設定」から 「携帯からのメール投稿を許可する」をチェックして「設定」をクリックして有効にします。 これでメール経由での画像投稿が可能となります。

なお、「携帯からのメール投稿を許可する」にチェックが入っていない掲示板に投稿を行うと 投稿不正とみなされ、メールが破棄されてしまいます。


SEE ALSO

Img0ch::Config

http://hikarin.jp ( alias to http://img0ch.sourceforge.jp )


AUTHOR

hkrn <hikarin at users dot sourceforge dot jp>

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