ここではXooNIpsのインストールや運用する前に必要な設定について説明します。
OS
CentOS 5 Final
Apache2
Version 2.2.3
MySQL
Version 5.0.22-2.1
PHP
Version 5.1.6
以下のパッケージを別途インストールする必要があります(CentOS 5の場合)。
php-mbstring
php-gd
php-xml
php-pear
php-mysql
以下のPHP拡張モジュールを別途インストールする必要があります。
fileinfo
以下の外部コマンドを別途インストールする必要があります。インストール方法はWeb等を参照してください。
xlhtml
ppthtml
pdftotext
wvText
http://xoonips.sourceforge.jp/からXooNIps module Version3.30[tar.gz]を入手してください
XOOPS Cubeの管理画面よりXOOPSのモジュールとしてインストールしてください。
XooNIpsモジュールインストール後に必要なアイテムタイプモジュールをインストールしてください。
XooNIps運用前に設定する項目を説明します。
XOOPSのControl Panelでの操作になりますので、Webmaster権限を持ったユーザーが設定をします。
Control Panelにはモデレーターが行う日常メンテナンスの項目も含まれますので、システム管理者(Webmasters)とモデレーターを兼任する運用方法をお勧めします。
それぞれの項目は入力・選択した後、submit/Update/Go等のボタンを押すことでシステムに反映されます。
Moderator Group
XOOPSのユーザーグループでどのグループをモデレーターにするかを選びます。
moderator
XOOPSのmoderatorグループがXooNIpsのモデレーターとなります。通常はこれを選択してください。
Webmasters
XOOPSのWebmastersグループがXooNIpsのモデレーターとなります。
Registered Users
XOOPSのRegistered UsersグループがXooNIpsのモデレーターとなります。
Anonymous Users
XOOPSのAnonymous UsersグループがXooNIpsのモデレーターとなります。
File Upload Directory
アイテムの添付ファイルがアップロードされるディレクトリを指定します。Webサーバーがアクセス権限のあるディレクトリを指定します
Magic File Path
MIME Typeを判断するMagicファイルの場所を指定します。通常はデフォルトの位置が入力されます
ブロック内でのインデックスツリーの幅と高さを指定できます。
あくまでブロック内での指定なので、幅を100%より大きく指定した場合でも左ブロックの表示領域を超えて表示されることはありません。
印刷の際のヘッダをHTMLタグを用いて編集することができます。
検索結果などを印刷する際に登録した情報がヘッダとして表示されます。
RSS配信ファイルを作成するかと、何件のデータを配信するかを決定します。
あらかじめWebサーバーが書き込めるディレクトリにファイル名index.xmlの空ファイルを作成しておく必要があります。
何も入力しない場合は作成しません。
例:modules/xoonips/rss等
XooNIpsのリポジトリ設定とハーベスタ設定が出来ます。
Repository Configurations
XooNIpsのリポジトリとしての設定です。
Repository Name
リポジトリとしての名前を登録します。
Database ID
任意のID番号を付けられます。
Number of days tracking item deletion
アイテムが削除されたという情報の保持日数を入力します。
<institution> variable
OAI-PMH要求に応答する際の<institution>に使用する値を指定します。
<publisher> variable
OAI-PMH要求に応答する際の<publisher>に使用する値を指定します。
Hervester Configurations
ハーベストするサーバーの登録をします。
1行1レコードで入力します。セミコロン『;』を先頭に書いた場合は改行までコメント扱いになります。
プロキシサーバーの設定をします。
Host
プロキシサーバーのアドレスを入力します。
Port
プロキシサーバーのポート番号を入力します。
User Name
ユーザー名を入力します。
Password
パスワードを入力します。
XOOPSのイベント通知機能を利用して、アイテムの登録や査読の結果などのイベントの通知設定をします。
通知はXOOPSのPM(プライベートメッセージ)かメールで通知されます。
XooNIpsアイコンにマウスを合わせた時に表示されるポップアップメニューのPreferencesの項目と設定内容・機能は同じです。
Enable Notification
イベントの通知方法を決定します。
Enable Notification(both style)
表示を許可したイベントを登録するフォームがメインコンテンツ下部とイベント通知ブロック内に表示されます。
Enable only Inline-style
表示を許可したイベントを登録するフォームがメインコンテンツ下部にだけ表示されます。
Enable only Block-style
イベント通知を行うブロックを表示する設定になっている場合、ブロック内にだけ表示されます。
Disable Notification
通知イベントを登録するフォームは表示されません。
Enable Specific Events
イベント通知を利用するイベントを選択します。イベントはPM(プライベートメッセージ)かメールで通知されます。
Administrator: Item registared into index
インデックスにアイテムが登録されたイベント
Administrator: Binder content empty
バインダーのアイテムが0になったときのイベント
XooNIps User: Item certified
アイテムが承認されたイベント
XooNIps User: Item rejected
アイテムが承認されず差し戻されたイベント
XooNIps User: Index renamed
インデックスの名前が変更されたイベント
XooNIps User: Index moved
インデックスの移動がされたイベント
XooNIps User: Index deleted
インデックスが削除されたイベント
XooNIps User: File downloaded
アイテムがダウンロードされたイベント
通知するイベントのチェックボックスをチェックしてUpdateNowボタンで更新すると、イベント発生時にあらかじめ決めた方法(PMかメール)で通知されます。
XooNIpsではXOOPS本体のユーザー情報を拡張して利用します。この項目でXOOPSの情報をXooNIps用に拡張します。
XooNIps用に情報を拡張したいユーザーのActionの項目にあるアイコンをクリックするとXooNIps用に情報を拡張します。
実際に利用するにはサイト上でモデレーターのユーザー承認作業が必要です。
XooNIps運用前に設定しておくべきサイトポリシー項目です。
ユーザー情報の設定項目です
それぞれの項目について、submitボタンを押して情報を反映させる必要があります。
User Registration Policies
XooNIpsはユーザー登録後、機能が使える登録ユーザーになるためにはモデレーターの承認が必要です。
ユーザー登録した情報の有効化(アクティベーション)の他にXooNIpsを利用するためにはモデレーターの承認が必要です。
Activation type
登録したユーザー情報を有効化する作業の手順を指定します。
Requires activation by user(recommended)
ユーザー登録時のメールアドレスにユーザー情報の有効化を促すメールが送られます。ユーザーがメールに従い登録情報を有効化します。
Activate automatically
ユーザー情報は登録後直ぐに有効になります。
Activation by administrators
XOOPSのadmisitratorがユーザー情報を有効化します。
Certification type
XooNIpsを利用出来るようにユーザーを承認する作業を行うか否かを指定します
Certification by moderator
XooNIpsのモデレーターがXooNIpsを利用出来るように承認をします。
Certify automatically
XooNIpsへの承認作業は行われず、ユーザーは登録後直ぐにXooNIpsの利用が可能になります。
Require fields in the profile editing form
ユーザー登録の際、入力項目を必須入力(Required)とるすか未入力可(Optional)とするかをそれぞれ指定します。
Initial properties of newly registered users
登録ユーザーがPrivate領域に登録できるアイテムの上限とHDDの使用量の上限を指定します。
Maximum number of Items
Private(個人領域)に登録出来るアイテムの上限数を指定します。
Maximum number of Indexes
Private(個人領域)に登録出来るインデックスの数を指定します。
Maximum Strage size
Private(個人領域)で使用されるHDDの最大容量をMB単位で指定します。
グループ領域に登録できるアイテム数やHDDの使用量の上限を設定出来ます。
Maximum number of Items
Group(グループ領域)に登録出来るアイテムの上限数を指定します。
Maximum number of Indexes
Group(グループ領域)に登録出来るインデックスの数を指定します。
Maximum Strage size
Group(グループ領域)で使用されるHDDの最大容量をMB単位で指定します。
アイテムを公開領域に登録する際に必要な設定です
情報を反映させるためにはそれぞれのsubmitボタンを押す必要があります。
Item Publication Policies
アイテムを公開する際の承認作業とアクセスを許可するユーザーの選択をします。
Certification type
公開領域にアイテムを登録する際の承認作業を行うか否かの設定です。
Certification by moderators
承認作業をモデレーターが行います。承認されないとアイテムは公開領域に登録されません。
Certify automatically
承認作業を行いません。アイテムは直ぐに公開領域に登録されます。
Who can access to the public area?
公開領域に登録されているアイテムをダウンロード出来るユーザーを選択します。
All users(including the guest user)
XooNIpsに登録していないゲストユーザーも含め全てのユーザーがアイテムをダウンロード出来ます。
Registered user only
XooNIpsい登録している登録ユーザーのみアイテムをダウンロードできます。
Related Other Policies
その他関連する設定項目です。
Download file type
ダウンロード時のファイル形式を指定します。
Zipped with meta-informations
メタデータを含めてZIP圧縮したファイルをダウンロードします。
Original file
アイテムのオリジナルファイル形式のままダウンロードします。
Can users select the publication list from all public items?
公開領域に登録されている全アイテムから業績アイテムを選択可能にする設定です。
NOを選択すれば登録ユーザー本人が登録したアイテムからのみ選択可能となります。
インポート・エクスポートに関する設定です
設定情報を反映させるためにはそれぞれに対応したSubmitボタンを押す必要があります。
Export
エクスポートに関する設定です。
Export enabled
エクスポートの許可設定
Yesを選択すると、登録ユーザーが自分の作成したアイテムをエクスポート出来るようになります。
モデレーターはこの設定に関わらず、何時でもアイテムをエクスポート出来ます。
Export attachments
添付ファイルのエクスポート許可設定
Yesを選択すると、アイテムの添付ファイルをエクスポート出来るようになります。
Import
インポートに関する設定です。
Yesを選択すると、登録ユーザーが自分のPrivate領域にアイテムをインポート出来るようになります。
モデレーターはこの設定に関わらず、何時でもアイテムをエクスポート出来ます。
モデレーターによるアイテムの編集を許可する設定です
Yesを選択すると、モデレーターは全登録ユーザーのアイテムを編修できるようになります。
表示順と新規追加などの設定です
ユーザー情報の職名として選択可能な項目を設定します。
Modify Positions
職名の変更と表示順の設定はテキストボックスに入力してUPDATEボタンを押して情報を更新します。
Weightの数値順にUserListで表示されます。
Actionの項目のXをクリックするとその項目は削除されます。
Add New Position
新たに職名を追加することが出来ます。
ランキングの表示に関する設定です。
Block:XooNIps Ranking
Visibleの項目にチェックを入れると、項目が表示されるようになります。
Sortの三角で表示順の並べ替えが出来ます。ドロップダウンリストで4段分まで一度に上下することも可能です。
2を選んで上三角をクリックすれば、項目は2つ分上に移動します。
各ランキングの上位何件まで表示するかを決定できます。
Block:XooNIps Update
新着情報の表示に関する設定です。
各新着情報の上位何件まで表示するかを決定できます。
Calculation Days
ランキング対象期間の設定
チェックを入れた場合、その期間のファイルはランキングに反映されません。
ユーザーの追加や、メタデータのハーベストなど、日常的に行う作業項目です。
Control Panelでの操作になりますので、Webmasters権限を持ったユーザーが操作を行います。
ユーザー情報の編集、新規ユーザーの追加登録が出来ます。
ユーザーの削除機能はVersion3.3では動作保証がされていませんので、ユーザーの削除は出来ません。今後のリリースをお待ちください。
ユーザー情報の編集をします。*は必須入力項目です。更新が終わったら画面最下部のUpdateボタンを押して情報を反映させます。
パスワードの変更はここで変更が可能です。
必須項目の数はSitePolicyesのUserInformationで設定した項目により増減します。
Nickname
XooNIpsサイト上で表示されるユーザーの名前を入力します。
Name
ユーザーの本名を入力します。
Eメールアドレスを入力します。ユーザー情報としてメールアドレスを公開する場合にはチェックボックスにチェックを付けます。
URL
URLを入力します。
User's Groups
ユーザーが所属するグループを選択します。
Position
ユーザーの役職名を選択します。
Division
ユーザーの所属を入力します。
Company Name
機関名・大学名・会社名などを入力します。
Phone Number
電話番号を入力します。
FAX Number
FAX番号を入力します。
Address
住所を入力します。
Country
国名を入力します。
Zipcode
郵便番号を入力します。
Time Zone
タイムゾーンを選択します。
Interest
趣味を入力します。
Free Description
自由記述項目です。
Signature
署名を入力します。投稿に署名を必ず追加する場合はチェックボックスにチェックを付けます。
Password
パスワードを変更する場合はパスワードを入力します。
Retype Password
上と同じパスワードをもう一度入力します。
New Item Mail Notification(par days)
新しいアイテムの登録があった際に送られるメールの間隔を日数で指定します。
Maximum Private Items
Private領域の最大アイテム数を入力します。
Maximum Private Indexes
Private領域の最大インデックス数を入力します。
Maximum Disk Space for Private Items[MB]
Private領域の最大ディスク容量をMB単位で入力します。
Comments Display Mode
コメントの表示モードを指定します。
Comments Sort Order
コメントの並び順を指定します。
Rank
ランクを指定します。
Notification Method
イベント通知メッセージの受け取り方法を指定します。
Default Notification Mode
イベント通知メッセージの通知タイミングを指定します。
Receive occasional email notices
当XooNIpsサイトの新着情報等をメールで受け取るか否かを指定します。
入力された情報はXooNIps User MenuのUserListから確認出来ます。
公開アイテムの一括取り下げ、ユーザー毎のアイテムの一括削除が出来ます。
影響範囲が大きいため操作は慎重に行ってください。
Withdraw Items
公開アイテムの一括取り下げ
Delete Items
アイテム一括削除
Publicに登録されているアイテムをインデックス毎に選択して削除することが出来ます。
Public indexへの公開が取り下げられるのみでアイテムが削除されることはありません。
Weightの項目に職名内での表示順を設定してUPDATEボタンを押すことによって変更が反映されます。
表示順が0未満ならそのユーザーは表示されません。
ここでの表示順設定は職名内でのみ有効となります。
表示結果はXooNIpsメニューのUserListから確認出来ます。
アクセスランキング情報ファイルのダウンロードとアップロード、数値のクリアが出来ます
アクセスランキング集計値はイベントログから自動生成されます。
アクセスランキングファイルをダウンロードしておくことでイベントログを消去した際、Uploadの項目から保存しておいたランキングファイルをアップロードすることで、継続して集計が可能になります。
ファイル検索用のインデックスの確認ができます
File Search Plugin
利用可能な検索プラグイン一覧を表示します。
Rescan All Files
Rescanボタンを押すと、全てのファイルをスキャンして検索用インデックスの再構築をします。