メッセージ書式設定のデモガイド

このアプレットは JDK 1.0 ではサポートされません。

メッセージの書式は文字列、数値、日付、およびほかの書式を組み合わせてメッセージを作成するために使用されます。メッセージの書式設定では地域対応版を使用します。その理由はメッセージ文字列のハードコーディングを避けるためと、メッセージ文字列の部分を連鎖状にハードコーディングすることを避けるためです。これは、ローカライザが言語に合わせてテキストの内容や書式、順序を変えることができることを意味します。

メッセージの書式について 書式設定の引数
複数の選択肢のサポート


メッセージの書式について

パターンとはテキストと引数のシーケンスで、テキストと引数はすべて編集可能です。シーケンスの中の引数の位置は、「%」とその後ろの引数を示す文字 n で表されます。このデモアプレットのパターンには 3 つの引数があり、それぞれ 0、1、2 という番号が付けられています。シーケンスの中での引数の出現順序は任意で、編集と修正が可能です。

デモの見方 デモの方法
引数は、シーケンスの中で自由に移動したり削除することができます。また、書式設定なしのテキストの編集や翻訳も可能です。
1. パターンの最後から先頭に「on %2」という文字列を移動し、大文字、小文字を正しく修正します。
翻訳は、G7 の国々用のデモアプレットで行われます。
1. [Locale] メニューをプルダウンします。
2. 上下の矢印キー (Windows) またはマウスボタン (Macintosh) を使って、いろいろなロケールについて試してみます。

注 - 実際にパーセント文字をパターンに加えるには、「%%」を入力します。


書式設定の引数

引数は、単純な文字列でも、書式設定可能で地域対応可能なオブジェクトでもかまいません。たとえば、このデモアプレットのパターンには、日付、書式設定なしの文字列、および「選択」書式と呼ばれるさらに複雑な書式 (このあとで説明) が含まれています。これらの引数は自由に編集できます。地域対応する際は、引数に任意の書式を関連付けることができます。

デモの見方 デモの方法
引数の値を修正できます。
1. 引数 2 の [3] を選択して別の数に変更すると、書式設定された日付は新しい値に合わせて変化します。
任意の引数の書式を変更して、地域対応されていない、書式設定なしの引数を指定することができます。
1. 引数 2 の書式タイプを「None」に変更します。
2. ロケールをいろいろ変えてみて、ロケールが変わっても日付の表示が変化しないことを確認します。
3. 書式を「Date」に戻し、ロケールをいろいろ変えてみます。データの表示は変化します。

複数の選択肢のサポート

ここで引数 0 に使用したような選択書式を使うと、ローカライザで「3 file(s)」のようなフレーズを避けて自然なメッセージを作成することができます。ここに示すように、番号ごとに正しいテキストが選択されます。これは、数によって複数形が異なるスラブ語のような、複雑な文脈でも役立ちます。引数の値に基づいて特定の選択肢が選択されます。 各選択肢は個別に編集できます。

2 以上の値には、「%37;0|3」という書式の選択肢が関連付けられています。縦線は、この選択肢が引数 0 の値を使用し、引数 3 の書式 (この場合は「Number」) を使用することを示します。これにより、異なる書式の使用で柔軟性が得られます。

デモの見方 デモの方法
任意の選択肢の値を編集することができます。
1. 選択文字列 [no files] を選択し、「not a single file」と入力します。
2. 引数 0 の値を選んで「0」と入力します。
文字列が数値に合わせて置き換えられるよう、引数の値に基づいてパラメータにさまざまな選択肢を作ることができます。
1. 引数 0 の値を選択し、「0」と入力します。次に値を「1」に変え、次に「2」に変えます。文字列は、それに合わせて変化します。
2. 引数 0 を選択し、値を「0」に戻します。「French」または「German」ロケールを選択して、言語に合わせて正しく置き換わることを確認します。
選択肢は、異なる値の範囲ごとに必要なだけ追加できます。
1. 「U.S. English」ロケールを選択します。
2. 空白の選択値ボックス ([2] の下) を選択し、「10」と入力します。
3. 対応する [Choice Strings] フィールドに「many files」と入力します。
4. 引数 0 の値として 10 より大きい数を入力します。結果のメッセージには、「many files」が置き換えられて表示されます。

パターン、引数、選択フィールドにほかのテキストを入力して、いろいろな書式設定の動作を試してみてください。



ソースコード



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