アプリの流れ

D2iPを使ったiPhoneアプリでの、プログラムの流れを説明していきます。

アプリの起動

アプリが起動したら、まず _Main クラスを継承したクラスの _start メソッドが呼び出されます。

ここで、アプリで使用するデータを構築したり、各種初期化を行ってください。

また、_Canvas/_Canvas3D クラスを継承したオブジェクトを構築して、_Main クラスの setCurrent: メソッドでカレントに設定してください。

キャンバスの初期化

_Main クラスの setCurrent: メソッドで _Canvas/_Canvas3D クラスを継承したオブジェクトがカレントに設定されると、_Canvas クラスを継承したクラスの _init メソッドまたは _Canvas3D クラスを継承したクラスの _init3D メソッドが呼び出されます。

ここで、アプリでのキャンバス関連の初期化を行ってください。

フレーム毎の描画

フレーム毎に、_Canvas クラスを継承したクラスの _paint: メソッドまたは _Canvas3D クラスを継承したクラスの _paint3D: メソッドが呼び出されます。

ここで、フレーム毎のアプリ更新処理と描画処理を全て記述してください。

イベント検知

各種イベントが発生すると、_Canvas/_Canvas3D クラスを継承したクラスの _processEvent:: メソッドが呼び出されます。

ここで、タッチイベントが検知できます。詳細は『タッチイベントの処理』の項を参照ください。

サスペンド

アプリケーションがサスペンド状態になった直後に、_Main クラスを継承したクラスの _suspend メソッドが呼び出されます。また、_Canvas/_Canvas3D クラスを継承したクラスの _suspend メソッドも呼び出されます。

レジューム

アプリケーションがサスペンド状態から戻った直後に、_Main クラスを継承したクラスの _resume メソッドが呼び出されます。また、_Canvas/_Canvas3D クラスを継承したクラスの _resume メソッドも呼び出されます。

アプリの終了

アプリ終了時に _Main クラスを継承したクラスの _destroy メソッドが呼び出されます。

ここで、アプリで使用したデータを解放したり、各種終了処理を行ってください。

キャンバスの終了

キャンバスが終了する時、_Canvas クラスを継承したクラスの _end メソッドまたは _Canvas3D クラスを継承したクラスの _end3D メソッドが呼び出されます。