「D2DX」は、DoJa風のアプリの流れ、イベント処理、グラフィック処理でDirectXアプリを作成できるフレームワークです。
「D2DX」はコンバーターではありません。iアプリとの代表的な違いとして、次の点が挙げられます。
- ●記述言語はC++言語ですので、クラス・メンバへのアクセス方法、配列の宣言の記述等、Java言語と異なります。
Java言語の記述からC++言語への変換は、手動で行う必要があります。詳細は『Java言語からC++言語への変換基礎』の項を参照ください。
- ●メモリ解放を手動で行う必要があります。
new 演算子で確保したメモリやオブジェクトは、delete 演算子を使って手動で解放する必要があります。
- ●DirectXの制約として、イメージのサイズは縦・横ともに2の累乗である必要があります。
画像ソフト等でイメージの右側または下側に余白を入れ、2の累乗にする必要があります。
- ●画面サイズの変更に伴い、使用するイメージの解像度や画面デザインを変更する必要があります。
iアプリからの移植の場合、画面デザインについて一旦ベタ移植した後、見栄えを良くしていく方法もあります。