dim
指定された名前で配列または変数を作成します。配列で扱えるインデックスは最大五本です。また、ゼロで初期化されます。変数は必要に応じて Dim ステートメントで割り当てることも可能です。
文法:
dim {Common|Shared} name []
dim {Common|Shared}
name
=
expression
dim {Common|Shared} name [ maxValue {,...} ]
dim {Common|Shared} name [ minValue To maxValue {,...} ]
Common は変数と配列をグローバルとして宣言します。Sub または Function で使用時は、これらを Shared として宣言する必要はありません。Common が使えるのは Sub や Function の外側に限ります。
Shared として宣言する変数と配列はルーチンの外側で Common 宣言として定義しないでください。Shared が使えるのは Sub や Function の内側に限ります。
変数や配列を複数同時に一括宣言するにはカンマで書き分けます。
用例:
dim
a[1]
, b[3,5]
, counter
, x
, y
インデックスの未指定時は、動的配列が作成されます。どのような値 (数値や文字列) でもインデックスとして使えますが、内部処理では文字列として格納されます。用例:
a[1] = "one"
and
a["1"] = "one"
は同じです。必要とする量のインデックスを扱えますが、その結果は単独文字列になります。用例:
a["この",22] = "ナントカの値"
は以下と同じ記法です。
a["この,22"] = "ナントカの値"
未割り当ての動的配列からインデックスを要求すると、空文字列 "" を返します。
動的配列と静的配列に関する唯一の相違点は、要素が参照渡しではなく、値渡しとなることです。
用例:
' 配列の作成
dim
a[3 To 10, 5]
' 配列の作成と代入
dim
myVar = 100
用例:
dim
array$[100]
for i = 0 to 100
array$[i]="record"+str$(i)
next
for i = 0 to 100
print(array$[i])
next
dim
array$[10 to 110]
for i = 10 to 110
array$[i]="record"+str$(110-i)
next
for i = 10 to 110
print(array$[i])
next
erase コマンドを参照してください。