このソフトウェアの将来性
このソフトウェアが抱えている深刻な懸念は法令です。現在のソフトウェア関連法におけるラジカルな改正がなければ、このプログラムは末永く使われ続けると思います。最新版の販売と持続的な利益を得るために独占的ソフトウェアのプログラムに関する寿命は厳格な支配下にあります。フリーソフトウェアがその役目を終えるのは誰も利用者がいなくなったときだけです。見ての通り Emacs や vi は公開から二十年来のソフトウェアです。その当時に開発された独占的ソフトウェアは現役で使われていると言えるでしょうか? ゆえに sdlBasic は、原作者なき後も末永く使われ続ける運命にあります。さて、新しい法令が末永く使われ続けることを妨げる理由はなんでしょうか? 恐れていることはソフトウェアの保証に関する法令です。 開発者は sdlBasic の性能を保証できません。もちろん理解していると思いますが、指摘されたコードの不具合はできる限り修正するとはいえ、 sdlBasic で利益を得ていないため、暗黙的な保証により、保険会社から損害賠償を請求されても支払う余裕はありません。もうひとつの懸念として未認証・非公認ソフトウェアの実行を拒絶する保護機構を備えた特別なハードウェア構成です。恐らく認証手続きには多額の費用がかかります。無論、この費用を払う余裕はありません。
最後に、ソフトウェア特許に関しても不安があります。誰かが sdlBasic のコードやアルゴリズムに関する特許を取得した場合は、特許関連部分の除去や書き直しを強いられることとなり、結果として sdlBasic の動作に支障が出ることが考えられます。
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