Name

vfs_fileid — クラスタ構成時にえるように、 ユニークなデバイス ID 値で file_if 構造体を生成する。

Synopsis

vfs objects = fileid

説明

この VFS モジュールは samba(7) システムの一部である。

ファイルロックの際、Samba は file_id 構造体を使ってファイルを一意に 特定する。デフォルトでは、file_id には stat() システムコールで返されたデバイスおよび inode 番号が格納されている。 file_id はファイルの一意な識別子であるため、これはある特定のクラスタ 構成のの中では、すべてのノードで同じ値である必要がある。 このモジュールは SMB_VFS_FILE_ID_CREATE() の動作を オーバーライドし、設定されたアルゴリズム( "fileid:algorithm" オプションを参照のこと)に従ってデバイス番号を生成する。

オプション

fileid:algorithm = ALGORITHM

指定できるアルゴリズムはfsnamefsidである。デフォルト値は fsnameである。

fsname アルゴリズムでは、 デバイス ID を カーネルのデバイス名から生成する。

fsid アルゴリズムでは、デバイス ID を statfs()システムコールで返された f_fsidから生成する。

fileid:mapping = ALGORITHM

このオプションはfileid:algorithmオプションの レガシーな(古い)バージョンである。これは Samba 3.0 のカスタム バージョンにおいて、フィールドマッピング機能に関する以前のバージョンで 使われていた。

使用例

fsid アルゴリズムを使って fileid モジュールを使う場合の例

        [global]
	vfs objects = fileid
	fileid:algorithm = fsid

バージョン

このマニュアルページは Samba システムのバージョン 3.2 に適合する。

著者

オリジナルの Samba ソフトウェアと関連するユーティリティは、Andrew Tridgell によって作成された。現在 Samba は Samba Team に よって、Linuxカーネルの開発と同様のオープンソースプロジェクト として開発が行なわれている。

日本語訳

このマニュアルページは Samba 3.2.14 対応のものである。

このドキュメントの Samba 3.2.14 対応の翻訳は

  • 堀田 倫英(hotta@net-newbie.com)

によって行なわれた。