[C1.3]DAQトランザクションクラス
データ収集の一つの側面はデータの流れとして表現できますが、もう一つの
側面、トランザクション処理の機能についても記述しなければなりません。
例えばトリガーが発生して計算機に割り込みがかかると、それに対応して
データを読みださなければなりません。そして読みだされたデータは後で
処理が出来るようにアドレスなどのタグを付けてメモリーに記憶され、
次のプロセスに渡されます。その後、次の割り込みを受け付けられるように
用意をして待機します。
1.トランザクションモデル
データ読み出しのきっかけとなるのは、通常ハードウエアからは割り込みです。
これはUNIXの場合、割り込みデバイスドライバーを経由してプロセスに伝え
られます。具体的には割り込みを待つシステムサービスを呼出すと、実際に
割り込みが発生するまではそのシステムサービスからは制御は戻ってきません。
割り込みはそれ以外にも他のプロセスなどからのシグナルやタイマーによる
ものなどもあります。一般的に、とにかく割り込みを待って、戻ったとき
なぜ戻ったかを調べて、ハードウエア割り込みかシグナルかタイマーかなどを
見ればよいことになります。ハードウエア割り込みの場合はさらにどこからの
割り込みなのかを見る必要がある場合もあります。
次にやらなければならないのはデータの読み出しです。これはデータリスト
クラスで記述された手順を起動することになります。
2.実装
2.1.トランザクションベース
2.2.ハードウエアトランザクション
2.3.ソフトウエアトランザクション
2.4.トランザクションリスト

[classes/xaction.html] Last Modified : 07-Apr-1997.
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