Konoeコマンド言語文法
KONOEで用いられるコマンド言語の文法について解説します。オブジェクト
指向システムではプログラムの実行に使われるデータはメソッドを
経由して設定されたり読みだされたりします。コマンド言語はそれらを
ターミナルやスクリプトファイルから操作するためのサービスです。
このような特徴を考慮した文法を導入します。
1.文法の概要
簡単のためにまず一行毎に実行されるコマンドについて考えます。
コマンドには必ずその実行の対象となるオブジェクトがあるはずです。
よって、
オブジェクト名.メソッド名 引数...
というような表現を用いるのが適当なように思えます。
オブジェクト名には、単純にはプログラムの中で使われるような
オブジェクト変数名を用いますが、場合によっては他のプロセスの
オブジェクトであったり、他のホストのプロセスのオブジェクトで
あったりするかも知れません。それゆえ
[プロセス名[@ホスト名]:]オブジェクト名
という表現を用います。[]の中は省略可能です。オブジェクト名を
省略した場合最後に用いられたオブジェクトを採用します。
コマンドを直接受け付けるのはKonoeCommanderオブジェクトです。
このオブジェクトを.で表すことにします。
2.KonoeCommanderコマンド
KonoeCommanderオブジェクトは文字列を受けとり、それを解読して
該当するオブジェクトのメソッドを呼びます。それ以外にそれ自身
がコマンドを受け取ります。オブジェクトの生成や消滅、オブジェクトに
関する詳細の問い合わせなどを行ないます。
コマンダーはオブジェクトの生成消滅を司るため、カテゴリー毎に
用意されます。コマンダーの集合を扱うチーフコマンダーが必要です。
[ File = konoe/ui/command/language.html ] last modified = 02-Jul-1998
KONOEコラボレーション
konoe-req@kuhes1.scphys.kyoto-u.ac.jp