[B1.1]KONOEコントロールセンター

KONOEの文字どおり制御中心です。コマンドメッセージ階層の中心プロセス として、それぞれのスレーブノードに起動されたネットワークプロセス マネージャと連係してシステム全体を制御します。

このプロセスはすべてのDAQプロセスとメッシージシステムで接続され、 様々な命令を与えます。また、それぞれのDAQプロセスはこのプロセスに よって(場合によってネットワークプロセスマネージャの力を借りて) 起動停止されます。

システム内の別の計算機にはネットワークプロセスマネージャが走って いなければなりません。コントロールセンターの指示にしたがって ネットワークプロセスマネージャはプロセスの制御をおこないます。

オペレータはコントロールコンソールプロセスからコントロールセンターを 制御することによってシステム全体を操作します。

1.コントロールセンターの機能

コントロールセンターは実験の進行を集中制御します。そのために次の ような作業を分担します。

1.1.プロセスの起動停止

1.2.プロセスへのコマンドの発行

2.コントロールセンターの実装

ネットワークプロセスマネージャに対してプロセスの起動停止を指示します。 そのために通信機能をもちます。また、DAQプロセスとはコントロールセンター が直接通信します。ネットワークプロセスマネージャとの関係では、まず コントロールセンターがスタンドアローンで起動します。その後、それを サーバとして個別のネットワークプロセスマネージャが起動されます。

コントロールセンターとネットワークプロセスマネージャの間はコマンド メッセージ階層の機能を用いて通信します。

起動されたDAQプロセスはコントロールセンターとソケット通信を確立します。 コマンドメッセージ階層の機能を用いて通信します。

コントロールコンソールとの関係では、専用のソケット通信を確立します。 コマンドメッセージ階層の機能を用いて通信します。

コントロールセンターやネットワークプロセスマネージャはネームスペースを 利用します。それらが起動される前に、ネームスペースデーモンが起動されて いる必要があります。


[clients/controlcenter.html] Last Modified : 14-Mar-2001.

KONOEコラボレーション konoe-req@konoe.kek.jp