KONOEメッセージ送受信デモプログラム
KONOEシステムを全体として制御するための、非常に基本的な枠組を示すため
のデモです。3つのホスト間でメッセージをやり取りし、データ解析収集プロ
グラムの起動・停止などの制御を行なうことができます。以下に示す2つのデー
モンプロセスは、ネットワークプロセスマネージャの基礎となります。
- config.dat : ホスト名、ポート番号が書かれたコンフィグファイルです。
必要に応じて変更して下さい。
- control : UIなしでこのデモシステムを制御します。
- masterDeamon : controlから指令を受けて、slaveDeamonへとメッセージ
オブジェクトを投げるためのデーモンプロセスです。
- slaveDeamon : slaveDeamonからメッセージオブジェクトを受けとり、必
要なプロセスの起動・停止などを行ないます。これもデーモンプロセスです。
- dummyProcess : slaveDeamonによって起動されるダミーのプロセスです。
標準出力に1〜10までの数字を1秒毎に出力します。
- Makefile
makeの作業のやりかたは必要な環境変数を定義して、make allとします。
現在『SunOS4.1-SUNPRO_CC』でのみ動作確認をしています。
『Solaris2.5.1-g++』および『Linux2.0-g++』では、正常に動きません。
これら以外のプラットホームでの動作確認はしていませんので、御了承下さい。
また、control.ccの中にmasterDeamonプロセスが走る計算機のアドレスが
あらわに書かれている部分があります。そこを修正する必要があります。
UIとデータ解析収集プログラムなしで、このデモが動作する際のイメージは以
下のようになります。
走らせかたは
- まずslaveDeamonを引数receiveで走らせます。『% slaveDeamon receive &』
- 次にslaveDeamonを引数sendで走らせます。『% slaveDeamon send &』
- 次にmasterDeamonを引数無しで走らせます。『% masterDeamon &』
- 最後にcontrolを引数無しで走らせます。『% control』
- controlから、コマンドを選びます。現在、『Run Begin』、『Run End』
および『Clear』のみが有効です。
- dummyProcessが走ったり、止まったりします。
UIとデータ解析収集プログラムを使って、ヒストグラムの描画を行なうことが
できます。この際の動作イメージは以下のようになります。
socketまたはsocket2の、demoreceiveおよびdemosendを使います。あらかじめ、
これらを作成し、messageディレクトリにシンボリックリンクを張っておきま
す。また、masterDeamonのなかで、プロセス名が書かれた部分があるので、こ
こをdummyProcessからdemoreceive、demosendに変更します。
走らせかたは
- まずslaveDeamonを引数receiveで走らせます。『% slaveDeamon receive &』
- 次にslaveDeamonを引数sendで走らせます。『% slaveDeamon send &』
- 次にmasterDeamonを引数無しで走らせます。『% masterDeamon &』
- UIでRun Begin, Run End, Clearなどのボタンを押します。
- UIのヒストグラム描画ウインドウに、ヒストグラムが生成されます。
[ File = konoe/demo/message/index.html] last modified = 16-Mar-1998
坂本 宏
sakamoto@scphys.kyoto-u.ac.jp