[C1.5]プロセスマネージャクラス

KONOEはネットワーク分散環境です。そのため、さまざまなプロセスがネットワーク 上で通信しながら共同で作業を進めることになります。このために集中的に プロセスを管理する機能が必要になります。原始的にやろうとすると、それぞれの 計算機にログインして、そこでシェルからコマンドでプロセスを起動したり、 KILLしたりすることになりますが、それらをそれぞれの計算機に起動された デーモンによって行なうことにより、全体で統一された自動システムを実現 することが出来ます。

これらを実現するためにはプロセスそのものを制御するプロセスマネージャクラスと プロセスの間の通信をまかなうメッセージシステム、エラーなどの例外処理を まかなうシステムロギング機能が必要になります。

1.プロセスマネージャの機能

基本的にはプロセスマネージャはそのノード上のプロセスとは直接は 通信しません。プロセスの起動と停止を扱います。また、必要に 応じてシグナルを送ります。

2.プロセスマネージャクラスの実装

2.1.プロセス情報クラスKonoeProcessInfo

プロセスに関する情報を扱うクラスです。相手のプロセス番号などを 管理し、KILLを含めたシグナルを送ったりします。プログラム上は プロセスオブジェクトのメソッドでsignalなどを扱います。

2.2.プロセスマネージャデーモン

これはアプリケーションですが、一つのクラスとして定義されます。 このプロセスはノードに関する情報を保持し、プロセス情報オブジェクトを 管理します。また、KONOEのネームスペースについてもこのプロセスが サービスします。

2.3.プロセスマネージャインターフェース

プロセスマネージャデーモンとのアクセスをサービスするインターフェース クラスです。


[classes/procmngr.html] Last Modified : 02-Apr-1997.

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