KONOEプロジェクトサーバー

KONOEプロジェクトではプロジェクトサーバが非常に重要な役割をはたします。 KONOE自身がネットワーク分散環境を前提に設計されていますが、そのことは ソースの配付だけでなく、インストールの支援や運用時のデータベース サービスなど様々な局面でプロジェクトサーバを利用することができることを 意味しています。

1.開発センター

まず最初にプロジェクトサーバはKONOE開発のセンターとして機能します。 ソースやライブラリ、実行可能イメージ、マニュアル、その他各種の 文書を匿名FTPやWWWを通して提供します。

また、同時に開発者のコミュニケーションの場として、バグレポートなど 作業報告、更新履歴管理、FAQ作成などのため、メーリングリスト等を 運用します。

2.インストール支援

KONOEがネットワーク分散環境であることから、複数の計算機にシステムを 導入しなければならないという問題が生じます。そのためインストール 方法をよく考える必要があります。その支援の一つとして、導入時に プロジェクトサーバとのインタラクティブセッションによって導入を すすめるという方法を考えます。

頻繁に発生すると思われるバージョンアップに対して、自分のシステムの インストールのバージョンをプロジェクトサーバに申告し、必要なソースの ダウンロードやイメージの再構築を半ば自動的に行なう方法も考えられます。

3.ランタイムサービス

KONOEではマンマシン部分をJavaに拠っていますが、そのことのメリットの 一つとして、httpdを通して様々な情報とリンクすることが可能なことが あります。アプリケーションのヘルプ情報などもHTTPでどこへでも送ることが 出来るわけです。

プロジェクトサーバが担うことの出来るもう一つの重要な役割は、KONOEの グローバルなデータベースの提供です。サイト毎に自分のデータベースを 用意することは当然ありますが、例えば市販のCAMACモジュールのデータは 書き換えられる必要もないですし、そういうものはいつでもプロジェクト サーバから受け取ることが出来るようにすればよいわけです。

4.プロジェクトサーバの運用

プロジェクトサーバとしては、現在konoe.kek.jpという計算機が使用されて います。

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Last Modified : 23-Feb-2001.

KONOEコラボレーション konoe-req@konoe.kek.jp