KonoeTimerModule

クラス概要

ソフトウェアモジュールの一種でタイマーの役割を果たします。
通常スケーラー等のモジュールににクロックパルスを入力し測定する時間を計 算機で処理します。

継承関係

KonoeSoftwareModuleを継承します。

公開メンバー関数

KonoeTimerModule( KInt unit )
コンストラクタです。
単位を の中から与えて初期化します。
KonoeTimerModule* timer = new KonoeTimerModule( KonoeTimerModule::SECOND );
といった具合にしてオブジェクトを生成します。デフォルトではMICRO_SECONDに なっています。
~KonoeTimerModule( )
デストラクタです。何もしません。
KInt fillData( KonoeDataElement* anElement, KonoeModuleSubaddress* subAddress )
引数に与えられたエレメントに前処理時刻 (thePrevious)と現在処理時刻 (theCurrent)の差分 (theInterval)をフィルします。その際の単位は 初期化時にコンストラクタに与えられた単位となります。
KInt getDataSize( )
データのサイズを取得します。常に1です。
void initialize( )
thePrevioustheCurrenttheIntervalの値を0にします。
void clear( )
theIntervalの値を0にします。
void update( )
このメンバー関数が発行された瞬間が現在時刻、すなわち theCurrentに定義づけられます。
古いtheCurrentの値はこの瞬間に thePreviousとなり、同時に、 theIntervalが設定されます。
KInt getInterval( ) const
theIntervalの値を取得します。
KDouble getPrevious( ) const
thePreviousの値を取得します。
KDouble getCurrent( ) const
theCurrentの値を取得します。

メンバーデータ

KInt theUnit
扱う時間の単位を示します。
0 KonoeTimerModule::SECOND
1 KonoeTimerModule::MILLI_SECOND
2 KonoeTimerModule::MICRO_SECOND
のいずれかの値を取ります。
KInt theInterval
前の処理を行った時刻から最も新しい処理を行った時刻までの差分です。
KDouble thePrevious
前の処理を行った時刻です。
KDouble theCurrent
最も新しい処理を行った時刻です。

定数

MODULE_TYPE
モジュールの型です。その値は1です。
SECOND
オブジェクトを生成する際にコンストラクタに渡される単位です。
KonoeTimerModule* timer = new KonoeTimerModule( KonoeTimerModule::SECOND );
のようにしてtimerオブジェクトを生成すれば、扱われるメンバーデータの 単位は秒になります。
MILLI_SECOND
オブジェクトを生成する際にコンストラクタに渡される単位です。
MICRO_SECOND
オブジェクトを生成する際にコンストラクタに渡される単位です。

$Id: KonoeTimerModule.html,v 1.6 2002/03/16 08:12:01 iwai Exp $
KONOEコラボレーション konoe-req@konoe.kek.jp