[C1.9]システムサービスインターフェース

KONOEはネットワーク分散を基本にしたシステムです。この場合、関与する 計算機の種類は色々なものが混ざっているのが普通です。このことは、 必然的に機種依存性が持ち込まれることになります。システム開発や保守の 観点からは、当然こういった依存性はできるだけ見えなくしたいものです。 具体的に依存性が出てくるのは主にシステムサービスの呼出しです。そこで KONOEでは、依存性を吸収するために、システムサービスインターフェースを 用意します。他の全てのクラスは、直接システムサービスを呼ぶことは できません。必ずシステムサービスインターフェースクラスを経由して ください。

1.システムサービス

次のようなカテゴリーのシステムサービスについてインターフェースを 用意する必要があります。

2.インターフェースの実装

2.1.ファイル入出力

UNIXのファイル入出力を低水準入出力機能を用いて行なうためのクラスです。 テキスト入出力の部分はC++標準のストリーム入出力機能を使います。ここ ではバイナリーデータの入出力を行なうことを考えています。

2.2.ソケット入出力

ネットワークソケット入出力を行なうクラスです。TCPとUDPについて、 それぞれクライアントとサーバがあります。

2.3.ディレクトリ管理

2.4.ファイル管理

2.5.メモリーマッピング

2.6.ハードウエア入出力制御

2.7.シグナル

2.8.プロセス管理

2.9.タイマー


[classes/syscall.html] Last Modified : 25-Apr-1997.

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