CVS の使用法(作成中)
CVS コマンドの書式
CVS コマンドは、
cvs [global-switch] command command-switch arguement
という書式をとります。
global-switch としては
- -d cvs_root_dir
- CVS 管理ディレクトリを、$CVSROOT ではなく cvs_root_dir にする。
- -H
- コマンドの使い方を表示する。
- -n
- 命令を実行せずに、挙動だけを表示する。
-t と組み合わせるとよい。
- -t
- CVS の実行を詳細に報告する。
などがある。
CVS のコマンド
- cvs import repository vendor release
- カレントディレクトリ以下のファイルを新しく CVS の管理下に置く。
repository はレポシトリ名。vendor はベンダタグ。
release はリリース名で、プログラム全体のバージョン番号のようなもの。
KONOE の場合は、
cvs import konoe KONOE-collaboration ver0-4-0
を実行した。
- cvs checkout [-r tag] repository
- カレントディレクトリに、repository
に対応する作業ディレクトリができる。-r
オプションでリリースタグを指定すると、そのバージョンのものが取り出される。例:
cvs checkout konoe
- cvs update [files]
- ファイルの内容をレポジトリに追随させる。ファイル名を省略するとカレントディレクトリ以下すべての意味になる。
- cvs commit [-m message]
- カレントディレクトリ以下を、repository に反映させる。
-m オプションを省略すると、環境変数 CVSEDITOR
(設定されてなければ EDITOR
)で設定したエディタが立ち上がる。なお、エディタは 1
つのディレクトリごとに 1 回立ち上がる。
- cvs add [-kb] files
- ファイル、ディレクトリをレポジトリに追加する。バイナリファイルの場合には
-kb オプションをつける。実際に、ファイルの追加を反映するには
commit しなければならない。(ディレクトリの追加の際は、まず空のディレクトリを作って、それを add, commit
し、そのあとファイルを中にいれて、ファイルを add, commit すれば確実。)
- cvs remove files
- ファイル、ディレクトリをレポジトリから削除する。実際に、ファイルの削除を反映するには
commit しなければならない。
- cvs export [-D date | -r revision] repository
- checkout と似ているが、ファイルの日付またはリビジョンを指定することと、
CVS ディレクトリができないことが異なる。例:
cvs export -D now konoe
- cvs status files
- ファイルのステータスを見る。リリース名、リビジョンを確認できる。
- cvs log files
- ファイルのログを見る。リリース名、リビジョンを確認できる。最初から存在するファイルをみると、全体についたタグの一覧に相当するものが表示される。
- cvs history
- 履歴をみる。-z LT オプションでローカルタイム。
- cvs tag tag
- cvs rtag tag modules
- cvs release directory
詳しくは、cvs -H command や man cvs、 info cvs
等で調べてください。
CVS に関するリンク
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[collaboration/cvs_command.html] Last Modified : 10-Aug-1999.
KONOEコラボレーション
konoe-req@konoe.kek.jp