[B1.3]システムロガー

KONOEのシステムログ機能を提供するデーモンです。インストールに所属する 任意の計算機からのメッセージなどをログします。ファイルなどに記録すると ともに、そのログメッセージに応じて必要なコマンドをコントロールセンターに 送ります。

オブジェクトとしてログメッセージを保存するほか、読めるテキストとして メッセージのダンプなどを実行します。

ログ統計なども行ないます。その結果はログとして保存されます。

コマンドメッセージに応答してログ情報を返します。

1.システムロガーの機能

KONOEのシステム全体にわたって生じる様々な事柄を系統的に記録します。 そのために、全域からのログメッセージを受け取るためのソケットを 持っています。

うけとるログメッセージオブジェクトは、メッセージの発生源、時刻、 識別番号、関連するプロセス、関連するカテゴリー、クラス、内容、 深刻度、必要なリアクションなどの情報を含んでいます。

システム全体では大量のログメッセージを扱うことになります。それらを ファイルなどに記録したり、集計を行なう機能が必要です。また、 リアクションが必要なメッセージの場合はコントロールセンターに それを通知します。

ログメッセージの発生はリアルタイムに作業者に伝わらなければなりません。 そのマンマシンインターフェースであるログモニターはシステムロガーと 通信し、必要な情報を送り付けるサーバでもあります。

レポートサーバから要求された場合、レポート情報を送ります。

2.システムロガーの実装

システムロガーはスタンドアローンでサーバとして起動されます。 システムロガーはネームスペースを参照します。ネームスペースデーモンが 走っている必要があります。

システムロガーは任意のプロセスからソケットを経由してメッセージを 受け取ります。それぞれのメッセージに対して応答はしません。この経路は 片方向です。

ログモニタープロセスはシステムロガーとソケットで通信します。 動作モードにより、ロガーが受け取ったすべてのメッセージを再送出する場合と 特定のメッセージを選別して送出する場合があります。

システムロガーは受信したログメッセージをファイルに記録します。 効率性を考えて、ファイルは例えば一日単位で取り替えられます。これらの 処理は、システムロガーへのコマンドを用いて起動されます。


[clients/logger.html] Last Modified : 14-Mar-2001.

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