KONOEを使用したCAMACデモプログラム
KONOEのクラスライブラリを使ってデータ収集・解析ソフトウエアを構成する初
歩的なデモ群です。各デモはCAMACモジュールにアクセスしデータを読み、ファ
イルに書き出します。解析プログラムreadはそれを読み、ダンプします。
camac
24ビットのスイッチレジスタに0から16777215までの書き込み、読み込みを
行います。またその結果、得られるデータをファイルにフィルします。
ソースプログラム camac.cc
adc
16ビットADCモジュールの任意のチャンネルからデータを読み込みます。ま
たその結果、得られるデータをファイルにフィルします。
ソースプログラム adc.cc
timer
CAMACモジュールをは関係ありませんが、任意の数値、時間情報、経過時間
を読み込みファイルにフィルするデモです。
ソースプログラム timer.cc
lam
Interrupt Registerによる割り込みでデータ収集を行います。またその結
果、得られるデータをファイルにフィルします。
ソースプログラム lam.cc
read
データファイルを読み込むプログラムです。引数にデータファイルを指定す
れば、その結果をダンプします。
ソースプログラム read.cc
socket
ビームテスト用のデータフォーマットをソケット越しにスピルエンドごと
に投げつけます。スピル中に発生したイベントデータはバッファに格納さ
れ、スピル終了時にバッファ内のデータを送ります。
ソースプログラム socket.cc
Bufferクラス
実行ファイルlamとsocketに使われます。KonoeListコンテナクラスを
KonoeDataRecordクラスでインスタンシエートしたクラスです。スピル中に
発生したイベントは一時、このバッファに格納されます。
ソース Buffer.hh
ソース Buffer.cc
CAMACモジュールのステーション番号の設定ファイルです。各自で設定して
下さい。
データレコード生成の際に必要となる定数が宣言されています。
CAMACライブラリのあるディレクトリを指定するマクロCAMAC_LIB_DIRを設定して
ください。
やらなければならないこと
- KONOEソースのコンパイル
- デバイスドライバのインストール
- modules.hの修正
- Makefileの修正(CAMAC_LIB_DIRにパスを通す)
- モジュールの設定
- 環境変数KONOE_ROOTの設定
- 環境変数KCCの設定
- 環境変数KCC_VERBOSEの設定
- 環境変数KCC_HAS_PT_OPTIONの設定
実行する場合
- まずcamacプログラムを引数無しで実行します。結果が表示されるとと
もにcamac.datというファイルが作られます。
- 次にreadプログラムを引数無しで実行します。camac.datを開いて読み
込みみ、結果が表示されます。また引数を与えれば与えられたファイルに
対して同様の操作を行います。
[ File = konoe/camac/index.html] last modified = 23-Oct-2000
岩井 剛
iwai@hep.sc.niigata-u.ac.jp