[B2.3]データシンクプロセス
KONOEのデータ転送モデルのうち、データの消費者となるプロセスをデータシンク
と呼んでいます。例えばファイルなどにデータを書き出すレコーダプロセスや
解析結果によってヒストグラムをフィルするプロセス、イベントディスプレイを
行なうプロセスなどが考えられます。
例えばヒストグラムデータやトレンドデータもひとまとまりのデータとして
同じようにデータ転送の階層を形成します。その意味ではイベントレコードの
シンクがヒストグラムのソースとなると考えられます。
1.データシンクプロセスの機能
データシンクプロセスはデータの消費者です。ここから先へのデータ転送は
ありません。オブジェクトソケットを通してデータレコードを受け取ります。
標準的な(レディーメードの)データシンクプロセスとしてレコーダと
ヒストグラマー、イベントディスプレイを用意します。
1.1.レコーダプロセス
これは受け取ったデータレコードをファイルに書き出すものです。
オブジェクトソケットから受け取ったデータレコードをそのまま
オブジェクトファイルに書き出します。
1.2.ヒストグラマー
データリストにしたがって標準の物理データ変換をおこなった結果を
用いて、ヒストグラムをフィルします。同時に必要があればトレンドを
作ります。
1.3.イベントディスプレイ
イベント毎のデータを適当なフォーマットで表示します。幾何学情報の
与えられた測定器を持っているデータはそのように表示します。それらを
持たない場合、例えばADC値を単純な棒グラフで表したりします。
この実装には注意が必要です。データシンクプロセスがイベントを表示する
グラフィックオブジェクトを生成、それをデータディスプレイプロセスに
送って表示させることになります。
2.データシンクプロセスの実装

[clients/datasink.html] Last Modified : 12-Apr-1997.
KONOEコラボレーション
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