KONOEメッセージ送受信デモプログラム

KONOEシステムを全体として制御するための、非常に基本的な枠組を示すため のデモです。3つのホスト間でメッセージをやり取りし、データ解析収集プロ グラムの起動・停止などの制御を行なうことができます。以下に示す2つのデー モンプロセスは、ネットワークプロセスマネージャの基礎となります。 makeの作業のやりかたは必要な環境変数を定義して、make allとします。 現在『SunOS4.1-SUNPRO_CC』でのみ動作確認をしています。 『Solaris2.5.1-g++』および『Linux2.0-g++』では、正常に動きません。 これら以外のプラットホームでの動作確認はしていませんので、御了承下さい。 また、control.ccの中にmasterDeamonプロセスが走る計算機のアドレスが あらわに書かれている部分があります。そこを修正する必要があります。

UIとデータ解析収集プログラムなしで、このデモが動作する際のイメージは以 下のようになります。

走らせかたは

  1. まずslaveDeamonを引数receiveで走らせます。『% slaveDeamon receive &』
  2. 次にslaveDeamonを引数sendで走らせます。『% slaveDeamon send &』
  3. 次にmasterDeamonを引数無しで走らせます。『% masterDeamon &』
  4. 最後にcontrolを引数無しで走らせます。『% control』
  5. controlから、コマンドを選びます。現在、『Run Begin』、『Run End』 および『Clear』のみが有効です。
  6. dummyProcessが走ったり、止まったりします。

UIとデータ解析収集プログラムを使って、ヒストグラムの描画を行なうことが できます。この際の動作イメージは以下のようになります。

socketまたはsocket2の、demoreceiveおよびdemosendを使います。あらかじめ、 これらを作成し、messageディレクトリにシンボリックリンクを張っておきま す。また、masterDeamonのなかで、プロセス名が書かれた部分があるので、こ こをdummyProcessからdemoreceive、demosendに変更します。

走らせかたは

  1. まずslaveDeamonを引数receiveで走らせます。『% slaveDeamon receive &』
  2. 次にslaveDeamonを引数sendで走らせます。『% slaveDeamon send &』
  3. 次にmasterDeamonを引数無しで走らせます。『% masterDeamon &』
  4. UIでRun Begin, Run End, Clearなどのボタンを押します。
  5. UIのヒストグラム描画ウインドウに、ヒストグラムが生成されます。


[ File = konoe/demo/message/index.html] last modified = 16-Mar-1998
坂本 宏 sakamoto@scphys.kyoto-u.ac.jp