Java講義ノート
4.4.Java文法
C++との文法の対比をまとめてみました。
- C++にあってJavaにない(といわれる)もの。
- ヘッダーファイル
- 宣言と定義の一体化
- packageとimport。異なるメカニズムでのライブラリ参照。
- ポインター
- 参照に近い実装
- nullがあるところはポインター的
- 演算子オーバーロード
- 多重継承
- インターフェースの導入。メンバーデータを持たない。
- superメソッド
- テンプレート
- JavaにあってC++にないもの。
- instanceof
- ラベル付きbreak、continue
- JavaとC++で異なるもの。
- 仮想メンバー
- C++ではvirtualと宣言する必要
- Javaでは逆にfinalと宣言してオーバーライド禁止。
KONOEではJavaのコードはアプレットとして実行されます。
- Appletを継承します。
- java.applet.*をimportします。
- java.awt.*を利用してウインドウアプリケーションとして記述します。
4.5.Javaプログラム開発
- コンパイル単位
- ファイル名に対する規則。クラス名.javaであること。
- publicなクラスを含むこと。
- パッケージの使用
- ソース中のimport文
- CLASSPATH環境変数
- ディレクトリとパッケージ名の一致が必要
- コンパイラ
- javacの起動。
- 生成されたクラスファイルは.class拡張子を持っています。
- 実行
- Javaのアプリケーションの場合はそのクラスファイルを実行することが
できます。
- java classで実行されます。この場合そのクラスファイルCLASSPATHで
指定されたパスに含まれていなければなりません。
- HTMLファイルの用意
- Javaのアプレットの場合はHTMLファイルを用意する必要があります。
- そのファイルは < APPLET > タグを用いてクラスファイルを
読み込めるように書かれていなければなりません。

[intro/lecture/java.html] Last Modified : 29-Jul-1998.
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