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GLOBALBASEマニュアル集 >> LOCALBASEセットアップマニュアル
2006-07-26版
LOCALBASEセットアップマニュアル
著者: 森 洋久 / joshua@globalbase.org ※ 中島 智人 / nakajima@zeta.co.jp / 株式会社ゼータ ※
* 目的と概要
* このマニュアルを読むために必要な知識
* 前提となるシステム用件
* HTTP-GATEWAYとgbviewエージェントの動き
* LOCALBASE編集機能
* LOCALBASEサーバの構成に関する注意事項
* LOCALBASEのデフォルトのインストール方法(閲覧システムのみ)
* プロットデータ編集機能のインストール
* 複数の異なる設定のHTTP-GATEWAYとgbviewをつなぐ方法
* 履歴
目的と概要
WWWからGLOBALBASEのコンテンツを閲覧可能にするLOCALBASEのセットアップ方法について説明する。LOCALBASEはGLOBALBASEがわの gbviewエージェント 、および、 WWW側のHTTP-GATEWAY の組み合せで実現される物であり、詳しくは、両方のリファレンスマニュアルを参照してください。
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このマニュアルを読むために必要な知識
このマニュアルを読む場合には、 xlスクリプト [UNDEF REF (xl-lang)]および、 xlサーバ の知識を必要とします。また、GLOBALBASEの座標系の検索、重ね合わせの原理について概略をわかっている必要があります。デフォルトのインストールはそれほど完璧な知識を求めません。これらお他のエージェントなどのマニュアルを片手に、デフォルトのインストールからステップバイステップで、徐々に知識を増やして行くことをお勧めします。これらの技術的理解については、 GLOBALBASE技術資料 [UNDEF REF (GLOBALBASE-tech)]を参照してください。サーバの知識などに薄い場合は、 COSMOS GLOBALBASE VIEWER を動かしてみることをお勧めします。
また、HTTP-GATEWAYはWWW上で動作します。また、ほんシステムはapacheを想定しているのでapacheの知識が必要です。 以下の関連知識を持っている事を前提として記述されています。
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XML記述用語に関する知識
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初歩的なperlスクリプトに関する知識
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初歩的なCGIに関する知識
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初歩的なHTTPに関する知識
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初歩的なHTMLに関する知識
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前提となるシステム用件
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perl5以降のcgiが実行可能なWebサーバ
現在Apache/2.0.49上での動作確認が行われています。本ドキュメントの設定例は、全てApacheを使用した場合の設定例とします。設置の際、cgi実行が行えるディレクトリにファイルを設置する権限が必要となります。
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接続先GLOBALBASEサーバ
バージョンver.B.b11以降の LANDSCAPE GLOBALBASE SERVER のインストールされたマシンが必要です。
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HTTP-GATEWAYとgbviewエージェントの動き
図 HTTP-GATEWAYの構造
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図(HTTP-GATEWAYの構造)にGLOBALBASEのコンテンツをWWWブラウザで閲覧可能にするために必要なシステムの概要を示した。
HTTPゲートウェイはWWWブラウザからのHTTPによる地図や巨大画像表示リクエストに応じて、GBサーバ群をアクセスし、重ねあわせ処理をし、クライアント側に結果を返す仕組みでる。
ゲートウェイは2つのフェーズからなる。一つはクライアントの要求をHTTPにより受け止め、スタイルの設定などを行う、HTTPフェーズ。これは、WWWサーバ上で動作する。一方、実際にGBサーバをアクセスし、地図を重ねあわせ処理をするGBVIEWフェーズである。HTTPフェーズはapacheなどのWWWサーバ上で動作する。一方、GBVIEWフェーズは、GLOBALBASEサーバ掾で動作する。 xlsvエージェント は、HTTPによる画像などのリクエストをXLスクリプトに変換し、バックで動作している、当該gbviewエージェントへ引き渡す。gbviewエージェントは引き渡されたXLスクリプトを解釈実行し、結果をxlsvへ返す。xlsvはそれを、HTTPの返答へ変換し、WWWサーバやブラウザへ返す。
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LOCALBASE編集機能
LOCALBASEには、簡単なプロットデータの編集機能がついています。本マニュアルでは、編集機能のインストール方法も説明します。インストール後の編集機能の利用方法に関しては、 文献「LOCALBASEユーザインタフェース・マニュアル」を参照してください。
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LOCALBASEサーバの構成に関する注意事項
前述のように、LOCALBASEはGLOBALBASEとHTTP-GATEWAYの両方を立ち上げる必要があります。また、クライアントとなるWWWブラウザはHTTPのプロトコルで、その両方をアクセスします。そのため、二つのサーバのそれぞれのポートが外部から認識可能で無ければなりません。例えば、1台のサーバでGLOBALBASEサーバとHTTP-GATEWAYの両方を動作させようとした場合は、GLOBALBASEサーバをポート番号8080、HTTP-GATEWAY ( WWWサーバ ) を80番ポートというように異なるポート番号に割り当てます。
もし、双方のサーバともに同じポート番号、たとえば80番に割り付けたいという場合が考えられます。たとえば、セキュリティー上HTTPの通信は、80番ポートのみしか許可されていないといった場合です。こういった場合は、サーバを2台用意し、それぞれにGLOBALBASEサーバ、HTTP-GATEWAYをインストールする必要があります。
一台のサーバで、しかもポート番号は80番しか使えない状況で、LOCALBASEを実現することは現在出来ません。将来的にはHTTP-GATEWAYに、画像のアクセスについてもポートをリレーする機能を実装すれば、それは可能となるでしょう。
LOCALBASEは、GLOBALBASEのネットワーク上で公開されているすべてのコンテンツがセットアップの仕方によってWWWで閲覧可能です。しかし、編集機能を利用する場合、編集対象のデータはgbviewエージェントと同じサーバ上に無ければなりません。なぜならば、編集対象をgbviewエージェントがファイルとしてオープン出来る必要があるからです。
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履歴
日時:2006-07-26
マニュアル生成。(2006-07-26版)
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日時:2006-07-18
著者:森 洋久 / 反映されたバージョン:ver.B.b11
このマニュアルを作成。中島(株式会社ゼータ)の書いたマニュアルに加筆。
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日時:2006-07-23
著者:森 洋久 / 反映されたバージョン:ver.B.b11
複数の異なる設定のHTTP-GATEWAYから、一つのgbviewへアクセスするためのセットアップ方法の追加。
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日時:2006-07-25
著者:森 洋久 / 反映されたバージョン:ver.B.b11
htmlIdの処理に関する記述を追加。
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