計算 ◇ PRINT文 計算結果を表示するのにprint文を用いる。 コンマで区切って複数の式の書くこともできる。 例 2+3と2-3を計算する。 10 PRINT 2+3,2-3 20 END [操作] F9キーを押すとプログラムが実行される。 実行メニューから「実行」を選択してもよい。 <Note> プログラムの各行の左端に書かれた数字(10,20など)を行番号という。本BASICでは,行番号は省略してよい。 PRINT文の詳細
◇ 加減乗除
BASICでは,加算,減算,乗算,除算を,それぞれ,+,-,* ,/ で表す。
例 3×2と3÷2を計算するプログラム
10 PRINT 3*2,3/2
20 END
◇ べき乗
BASICでは,aのb乗をa^bと表す。
例 2の5乗を計算するプログラム
10 PRINT 2^5
20 END
◇演算の順序
BASICでは,べき乗,乗除,加減の順に演算が実行される。
同順位の演算は左から順に実行される。
例
10 PRINT 1+3*2^3
20 PRINT 2^3^3
30 END
を実行すると,
25
512
となる。2^3^3は(2^3)^3と解釈されることに注意。
◇ 複雑な数式
BASICでは,演算の順序を変更するのに丸括弧 ( ) を用いる。
括弧は何重に用いてもよいが,すべて丸括弧で書く。
例
10 PRINT ((2+3)*4)^2
20 END
◇ 平方根
BASICでは,aの正の平方根をSQR(a)のように書く。
例 2の正の平方根を求める
10 PRINT SQR(2)
20 END
<参照>組み込み関数
(Note)
本BASICはJISの規定を満たすことを目標に作成されています。そのため,べき乗演算やSQR関数の誤差も加減乗除の場合と同様に考えることができます。
規格外のBASICではべき乗演算に誤差があるため,2乗,3乗はa*a,a*a*aのように書くことが推奨されることがありますが,本BASICではべき乗演算の使用を忌避する必要はありません。